日経平均、週足では8週連続の上昇

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -54.95 @24,713.98, NASDAQ -15.82 @7,382.47)。ドル円為替レートは110円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,161に対して、下落銘柄数は824となった。騰落レシオは121.84%。東証1部の売買代金は2兆2800億円。

TOPIX +7 @1,815
日経平均 +92円 @22,930円

米国株は下げたが、円相場が1ドル=111円ちょうどまで円安・ドル高となったことを好感してTOPIXも日経平均も続伸した。ただ、昨日同様、上下の値幅が非常に小さい十字線に近い形となり、日経平均が23,000円台を回復するような勢いよく上げる気配ではない。米国原油先物相場WTIが時間外取引で上昇し、鉱業株や石油株が上げた。https://chartpark.com/wti.html

米国長期金利の上昇により日米金利差が拡大してきた。日米金利差は5月15日に3%を超え、2007年6月以来11年ぶりの高水準となった。より高い運用益を求めて、資金が円建て運用からドル建て運用にシフトしているためだ。ただ、米国金利高は新興市場からも資金流出を促すので、トルコリラなど一部の新興国通貨が対ドルで下落圧力に晒されている。

日経平均は今週は171円上げ、週足では8週連続の上昇となった。昨年9月中旬から11月上旬にかけて9週連続で上げたが、そのとき以来である。

33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉱業(2位)、保険(3位)、非鉄金属(4位)、ゴム製品(5位)となった。

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