ドリーミー✩キャッツさんのブログ
相場(株式情報提供各社の展望) 5/21~
■来週の東京株式市場は、堅調地合いが見込まれる。決算発表シーズンが終了し手掛かり材料は減るものの、需給環境は改善している。相対的に割安感のある日本株には、緩やかながら資金流入が継続するとみられる。波乱要因は米長期金利の上昇だ。新興国などで動揺が広がれば、グローバルなリスクオフとなる可能性も否定できない。
日経平均の予想レンジは2万2400円―2万3400円。(ロイターより抜粋)
■【来週の見通し】 堅調か。国内は材料が少ない一方、米国では住宅関連など経済指標の発表がいくつかあり、米国株や為替に一喜一憂の展開が想定される。ただ今週、多くの良好な米国指標を確認して円安基調が強まったことを鑑みると、米指標がクローズアップされる局面では、ドル高・円安の基調が維持される可能性が高い。23日には5月開催のFOMC議事要旨の公表があり、6月FOMCを意識して、米長期金利の上昇から一段と円安が進む可能性もあるとみる。金利上昇が米国株の下げを招く展開には一定の警戒は必要。ただし、米国株が下げる局面では円安進行が期待できる。一方で、円安にブレーキがかかるようなら長期金利低下で米国株の上昇が期待できる。そのため、日本株にとって悪くない地合いが続くと予想する。(Traders webより抜粋)
■日経平均が心理的フシ目の2万3000円を突破してくると、買い遅れていた向きも参戦を促される。海外勢の間でも日本株の「持たざるリスク」が意識されるだろう。市場の累積出来高をみると、日経平均2万3000円台後半までは真空状態に近く、今週は上げ足が速まる展開も視野に入る。
もちろん、ここへきて駆け引きに出た北朝鮮の動向も注視する必要がある。ラマダン(断食月)に入った中東にも火種が残る。米長期金利の上昇は新興国経済の重荷となる面もあるため、まだまだ楽観はできない。しかし、少なくとも業績の裏付けがある銘柄については、しばらく強調展開が続く公算が大きい。
今週の日経平均の想定レンジは2万2700-2万3700円とする。業績期待の買いが押し上げる動きに、トレンドフォロー型の資金が追随することで、値幅が思いのほか大きくなることも考えられる。(SBI証券より抜粋)
■ 来週(21-25日)の東京株式市場は、底堅い展開か。18年3月期決算が一巡するなか、足元のドル高・円安進行が投資家心理を後押ししつつある。19年3月期業績予想の前提条件となる想定為替レートは、輸出企業の6割程度で1ドル=105円に設定されている。18日の東京為替市場では、一時111円(前日は110円54銭-56銭)と1月23日以来の円安水準にフレており、業績増額修正への期待感が広がる可能性がある。日経平均株価は心理的なフシ目となる2万3000円を前に足踏み状態ながら、大台回復は時間の問題との見方は多い。(モーニングスター社より抜粋)
■≪市場関係者の見方≫
・三菱UFJ国際投信・戦略運用部の石金淳チーフストラテジスト
「米国景気はもともと弱くないところにトランプ減税の効果が顕在化し、明らかに強くなっている。その裏返しで米金利高が止まらない。債券市場はいったん方向性が出るとオーバーシュートしやすく、長期的には3%台半ばを付ける場面があろう。金利上昇分は米国株が売られやすく、日本株も頭を押さえられやすい。FOMC議事録は、実体経済への見方が強くなっているかどうかに注目する。金利見通しがアップサイドなら、金利のもう一段上昇はあり得る。ただし、良好な世界経済見通しや為替の円安から日本企業は今期5%前後の増益が見込まれ、バリュエーションの割安ゾーンが維持され、下値のポテンシャルも少ない」
・SMBC信託銀行投資調査部の佐溝将司マーケットアナリスト
「日経平均は2万3000円を挟み、上値は重い。引き続き米長期金利は3%付近で推移し、為替は1ドル=110円台を維持するとみられ、株価は上昇基調にあるが、戻り売りも出やすい。国内では決算発表が一巡し、大きな手掛かりがない中、市場の注目は米長期金利と為替動向。為替は、ドル高の背景にユーロ安が作用しており、欧州経済の持ち直しでドルの下押し圧力がかかりやすく、ドル・円は1ドル=110円あたりが上値とみることができる。FOMC議事録では、ドット・チャートで利上げ回数の年間4回がもう1人増えると、利上げを早めるスイッチになりかねず、株価下落を招きやすいことに注意が必要だ」
・明治安田アセットマネジメントの杉山修司チーフストラテジスト
「投資家の心理改善から上昇が予想される。米長期金利は過去30年間のダウントレンドの上値抵抗線3.2%に接近、グローバル投資家にとって魅力的な利回り水準まできたことで、かなりの勢いで投資資金が入る可能性がある。株価のバリュエーションを抑える米長期金利の上昇が止まることで欧米を含めた株式市場への資金流入が予想される中、日本株だけが弱くなることは考えづらい。ただ、米中貿易戦争による貿易量の落ち込み懸念の後退から急反発しているばら積み船の国際運賃指標、バルチック・ドライ指数が足元で急反落していることは気掛かり」
(ブルームバーグより抜粋)