エビカレーと同じように旨すぎる・・・・・・。
妙に愛想の良いインド人な兄さんに訊いてみた。
「オイラの試作したタマネギ・トマトベースのチキンカレーとコクが全然違うのは、
なぜ?」
「あー、それは、きっとタマネギの炒め方が足りないのと、
煮込み時間が少ないと思いますね。うちのカレーは、ダシも小麦粉も、
あなたの想像していたつなぎのジャガイモとか豆も一切使ってません」
そう言って、厨房にある大きな鍋を見せてくれた。
「あの大きな鍋は、主にチキンカレー用です。翌日のお客さんのオーダーを予測して、仕込んでいます。でも、キーマとか、シーフードとかは別です。特にシーフードはベースを作り置きなんかすると、とてもまずくなるので、絶対にしないです」
オイラ自身は、昔からホントに冗談が通用しないくらい人の話を信じてしまうので、
こんなに大っぴらに教えてくれるインド人って、凄いと思ったりしているのだが・・・。
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「だっから、そんな40種類もカレーの種類があるのに、それぞれの具材や形態にあわせてベースなんて作ってらんないってーの」 by 中華の大将
「きっとその、チキンカレーのベースが大本になっていて、シーフードとかに応用してるに決まってんじゃん」 by スペイン酒場のママ
オイラは、料理素人なので、どっちが正しいとかわからない。
なんとなく、後者の理屈の方が合っているような気がするけど。
因みに、スペイン酒場のママは、ホントウにスペイン人で、
他界した父親はスペインである地方の警察署長だった。
(とんでもない、女ったらしの悪徳警官だったけど。あーでも、今は無関係な話だ)。
藤沢のクラブでNo1だったスペインママは、乳がんで乳を切除したというのに、
今でも乳がデカい。その上、若いころには美人な上に料理の腕を見込まれてTV出演のオファーまであったという、料理の達人だ。
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こうなると、もうミステリー小説のような展開になってきた。
誰かが嘘をついている、もしくは見解を間違っている。
さらには、レシピ書籍にもいろいろ文句を言いたくなってくるけど、
ながくなるので今日はここまで。
一体、真実はどーなってんだろう???