おはようございます。
今日は「みどりの日」ですね!
みどりの自然を楽しむのには、素晴らしい天気の大阪でーす。
アハハハ
「ランチェスター戦略」は、別名「市場占有率の科学」とも言われる
内容の理論で、この概略を解説しただけで、長いブログになりますが、
その続編(後編)として、再度ブログに書いて置きます。
前編は、ランチェスター戦略のシェア理論は「戦争の勝ち負けルール」
となる「クープマンモデル」から導き出されたもので、シェアの目標
値を科学的に示した世界で唯一の理論と書きました。
後編では、このランチェスター戦略とは、弱者が強者に勝つ決まりに
ついて書きたいと思います。

ランチェスター戦略のシェア理論では「73.9%」が上限目標値です。
73.9%を確保すれば、全ての競合他社をたしても「26.1%」なので、
約3倍の差をつけることが出来ます。
いかなる戦いも終結させ、絶対的な一人勝ちとなる為、市場シェアの
最終目標数値として位置付けられました。
大きな市場で、シェア7割は独占禁止法の関係もあり、現実的な目標
とは言い難く、ほんの一握りの企業のみしか存在はしていません。

ランチェスター戦略の凄いのは、市場を細分化して、個々の市場で
競争地位別の戦い方をすることを指導原理にしている点です。
商品、地域、販売経路、客層、顧客と「市場を細分化する」事で、
独占禁止法の影響は受けません。
又、弱者はニッチ市場を狙う事も戦略となります。
隙間産業でのオンリーワンと言う表現が、解り易いかと思います。
ある市場の規模が「仮に100億円程度の小規模な市場」では、
約7〜8割を占めても、問題はありません。
但し、100%独占すると成長性や、収益性、安全性が高いとは
言えなくなります。
競争があるから、新製品の開発や営業活動が行われて、需要の
活性化が起こり、市場が拡大する事で、更なる経済の発展へと
繋がる事が重要かと思います。
収益性もシェア7割を超える企業は、優良顧客も確保しています。
トップ企業の顧客では無いケースは、顧客そのものに信用がない
場合や、弱者企業を応援する少数派の方々がいるものです。
少数なアンチ派にまで支持を広げて、開発や営業・販促のコスト
に費やす必要は無いと言う事です。
そして、100%独占は安全性が高いとも言えないのが実態です。
(偽装問題や、原発事故が、その具体的な例ですね
)

メーカーが材料や部品の調達が1社だけの場合には、仕入れる
メーカーにはリスクとなるので、必ず代替品を探す事になると
思います。

最後に、ランチェスター戦略のセオリーには「弱者は一騎打ちで
市場に参入せよ」との内容です。
ランチェスター戦略のシェア目標値「73.9%」とは、ライバル
が存在して、強すぎず、束になってかかって来ても、余裕で、
跳ね返す3倍のシェア差がある「73.9%」が、成長性や、収益性、
安全性も高まる最良の目標値理論になっています。
さて、この理論を覆す「新たな産業革命」を起こす事は・・・、
果して、どうなのかな・・・?
アハハハ!
ご参考まで
今日も、素敵な一日を!


アハハハ!!
