優利加さんのブログ

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中国は輸入を拡大して対米貿易黒字を縮小させる

昨日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +46.34 @23,979.10, NASDAQ +35.23 @6,950.34)。ドル円為替レートは107円台前半の前日比円安方向での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,129に対して、下落銘柄数は873となった。騰落レシオは109.66%。東証1部の売買代金は2兆7034億円。

TOPIX +6 @1,732
日経平均 +116円 @21,794円

TOPIXも日経平均も小幅続伸した。中国の習近平国家主席が4月10日の演説で「自動車などの輸入関税を引き下げる」と述べたと報道された。さらに、外資の過半数出資を容認するなど市場開放を一段と進める方針を示したことが背景だ。中国は輸入を拡大することによって米国との貿易摩擦を緩和しようとする意思表示である。これを受けて、自動車、機械、建設などの株が買われた。ただ、貿易摩擦を警戒して行われてきた「外需株売り・内需株買い」の持ち高を解消する動きもあり、相場全体ではある程度相殺された。

日経平均は3月18日の戻り高値@21,968円にあと少しのところまで迫ってきた。22,000円台に一気に戻すことができれば、2月27日の戻り高値@22,502円が次の上値抵抗線となる。

4月9日、トランプ米大統領が、シリアのアサド政権による科学兵器の使用疑惑を受けて、「24時間から48時間以内に大きな決断をする」と述べた。中東情勢が深刻化すれば、円相場は円高方向へ動きやすい。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、機械(2位)、石油・石炭(3位)、ゴム製品(4位)、ガラス・土石(5位)となった。

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