ビール3社、6月中間決算は営業減益 値上げ検討も

赤メガネさん
赤メガネさん
株価には、さほど影響していないのかな。



 ビール大手3社の07年6月中間連結決算が3日出そろった。大麦やアルミ価格の高止まりに加え、今期はバイオ燃料向けの需要拡大でトウモロコシも高騰するなど原材料高のあおりを受け、そろって営業減益となった。競争激化でかさんだ販促費用も収益を圧迫した。

 キリンは酒類事業ではアルミ缶で14億円、麦芽で6億円など原料コストが前年同期比30億円も増加。その分、販促費を計画より減らしたが吸収しきれず、中間期としては2期ぶりの営業減益となった。加藤壹康社長は同日の会見で「値上げすべきか、すべきでないか。両面からしっかり検討したい」と述べ、原料コストの製品価格への転嫁を検討し始めたことを明らかにした。

 サントリーも清涼飲料などを含めた事業全体で、上期は原料高が約40億円の減益要因に。内藤俊一専務は「値上げを検討することもあるかもしれない」と語った。

 ビール各社を取り巻く環境はただでさえ厳しい。消費者のビール離れは深刻で、上期も新商品ラッシュとなったにもかかわらず、出荷量(課税ベース)は過去最低に。それでもシェアを維持するために、新商品を出し続ける体力勝負が続いている。アサヒビールも販売数量の減少と原料高を見込み、下期の販促費を計画より削り、利益を確保する考えだ。

 10日に中間決算発表を予定しているサッポロホールディングスは3日、中間業績予想の下方修正を発表。閉鎖する大阪工場の償却負担に加え、販売数量が計画に届かず、連結売上高は年初予想より150億円減の2110億円に、黒字予想だった営業損益は12億円の赤字に、当期損失は35億円増の55億円になる見通しという。
3件のコメントがあります
1~3件 / 全3件
金の延べ棒さん
コメントありがとうございます。
参院選のときもそうでしたよね。「『世間は情報に一喜一憂して株価が乱高下するはず!』とみんなが予想するに違いない」と自分が思っても、結構はずれてしまい、世の流れから外れてしまっているのかと心配になりました。ややこしい文章ですみません。

なつさん
コメントありがとうございます。
ビールから離れてどこに行くのか気になるところですよね。メタボ警報のせいかもしれませんね。巻き返しに期待します☆
なつさん
あんまりビール好きじゃないのでよくわかりませんが、
暑い日が続いているので売り上げ盛り返しそうですけど。

ビール離れってビール好きな人はずっとのんでいるイメージですけど、量が少なくなっているんですかね。
そうですね。株価には影響がなさそうです。

今まで、これは影響するのでは?というネタにもあまり株価が動かないような気がしています。
赤メガネさんのブログ一覧