優利加さんのブログ

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米中貿易摩擦はエスカレートしていく!

昨日の米国株式相場は反発した(DJIA +389.17 @24,033.36, NASDAQ +71.16 @6,941.28)。ドル円為替レートは106円台半ばの前日比円安方向での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,517に対して、下落銘柄数は505となった。騰落レシオは89.20%。東証1部の売買代金は2兆6471億円。

TOPIX +2 @1,706
日経平均 +27円 @21,320円

米国株高とやや円安となった円相場を好感して、TOPIXも日経平均も小幅高となった。日銀のETF買いに対する期待もあり、日経平均は一時、100円超上げたが、米中貿易摩擦がエスカレートするのではないかと警戒しており、上値では売りに押された。日本時間の朝方、米通商代表部(USTR)が中国の知的財産の侵害に対して発動する制裁関税の原案を公表した。産業用ロボットなど生産機械を中心とした約1300品目に25%の関税を課す。これを受けて、電機株や機械株などは売りが先行した。中国は、「断固反対する」と報復措置を取る姿勢を明らかにした。本日の特徴は、国際情勢の先行きが不透明なため、内需関連やディフェンシブ関連銘柄に買いの矛先が向かったことだ。

そして、本日夕方、中国による追加報復関税発表が報じられた。中国は、米国産の大豆、トウモロコシ、小麦、綿花、牛肉、自動車、飛行機など計106品目に25%の関税をかける方針を発表した。これらの項目の2017年度の輸入額は約500億ドルだった。やはり、そう来たか!お互いに引くに引けない状況になってきた。もはやチキンレースのようだ。

33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、ゴム製品(1位)、水産・農林(2位)、倉庫・運輸(3位)、不動産(4位)、小売り(5位)となった。

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