東日本大震災から７年経過 ３０年３月１１日（日）１７時５５分

[堅実さん]

（投資雑感は、前回と同じです。）

今日、３月１１日は、東日本大震災から７年目だ。１４時４６分の政府主催の慰霊の番組を見た。未だに、心の傷は消えていない。人は常づね、「弱いもの」だと思う。

 　今日は、７年前の事を書いておこう。その日の昼頃、２００万をＳ証券口座に入金した。これが、消えてしまった。１４時４６分に地震発生。これが８分くらい続いたろうか。机の上のパソコンが上下に動き、机から落ちそうになったので、支えているのがやっとだった。大地震であることは、分かったが、どうなっているのか、夕方から夜まで分からなかった。

　それからが、大変だ。停電となり、桐生から前橋への帰りの信号は、全て停止していた。両毛線の踏切の信号も消えていた。車の中で、ＮＨＫラジオから被害状況が放送されていたが、それでも、どうなっているのか、解らなかった。

　家でテレビを、見て、大震災であることが、分かった。家では電気が通電していた。

それからが、大変だ。計画停電で、一日の中に３時間くらいで、停電があった。次に、東電原発事故があった。「電源喪失」であった。これが何を意味しているか、当時の「菅総理」と東電は、キチンと報告しなかった。

これが原発事故の被害を拡大した大きな原因である。東電社長は「想定外」を繰り返し発言し、東電には責任が無いように言っていた。原子炉の冷却に水を使用している。電源喪失で、水の供給が無ければ、爆発事故は時間の問題だったのである。無責任この上ない。

　３日か４日後に、爆発事故を起こしてから、官邸と東電は少し、話した程度だ。この時点でもきちんとした説明が政府にも東電にも無かった。今でも、両者とも、普通の人が、考える判断が出来なかった。この間、官邸からは１時間毎に、発表しているにもかかわらず、適切な避難の判断がされていない。

その後の、民主党の敗退ぶりは、当然ともいえる。なぜ、これほど、政治の能力が無いのかと思う。東電の社長も同じである。無責任ぶり、この上ない。適切に「爆発事故が起きるから非難すべし」と何故、言えなかったのか。

　個人的な話に移りますが、３月１１日にＳ証券の資産２３００万有ったが、１週間で１１００万になった。この間、少しずつ売ってはいたが、この時は一度に、全て売却すべきだった。

最近は、この体験を生かして、無理をしない投資にしている。今年の２月の初め、ブログにも書いたが、月曜日だったか、６００万を売りまくった。これもブログに書いたが、結果として、資産の減りが少ない。

これはと思う時は、一旦離れるべきである。その後、予想が外れて、上がったとしても、現金部分は減らない。次のチャンスが必ずくる。

Ｓ証券の資産は、その数年後、４００万になった。２３００から４００なので、相当減った。これは、失敗の原因は、はっきりしている。デイトレで全く反対の行動をとったのである。下ったものは更に下がるという、誤った観念である。しかし、これが人の能力である。これは週足では、有効な場合が多いが、５分足では、全く間違っていた。

　扱った銘柄は、東京都競馬と、他の銘柄で（忘れてしまったが）、これで、１１００万が８００万になった。

その後、Ｓ証券では、ＪＵＫＩ、蛇の目ミシンの損失で８００万が４００万になった。これは３年程、前か。ラオックスの損失も加わった結果である。

この原因を探ってみると、「みん株」に時間を割いていたことが一番の原因である。ラオックスは、チャート分析をしなかった。どうかしていたと思う。

　尤も、証券口座が幾つかあるので、アベノミクスの５年間で、資産はそれなりに増えていた。

Ｓ証券の資産はその後、少し戻して、現在６５０万である。この体験は、今後生かさなければと思う。７年前の２３００万が、現在６５０万である。もう少し、慎重に投資すべきである。

（３月１１日（日）２２時０８分、修正）