日本水産は、国産の完全養殖マグロを商品化したそうです。
「喜鮪(きつな)金ラベル」のブランド名で平成30年度は7500匹、約350トンを出荷するそうです。
世界的な需要増に伴い漁獲規制が強まる中、安定した品質や生産量を強みに事業の拡大を目指すようです。
養殖魚の卵を成魚まで育てる完全養殖は、水産資源保護の切り札で、マグロでの研究を平成19年に始めた同社は近畿大やマルハニチロ、極洋とフィード・ワンに続く4番手ですが、餌の魚を独自開発の配合飼料などに置き換えることでコストや手間を軽減したそうです。
また、水揚げ後すぐブロックに切り分ける加工・物流体制により、食べる段階でうま味成分のイノシン酸が通常より2割多くなるようにしたそうです。
まず鹿児島県薩摩川内市の養殖場から出荷し、大分県や長崎県にも拡大、平成31年度は出荷量を1千トンに増やし、将来的には海外輸出も視野に入れるとのことです。
伸びる余地は大きそうですね。
後発者だからこその優位点もあるかもしれませんね。
1332:532円、1333:3,300円、1301:3,820円、2060:238円