映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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金融不安終わりの始まり?
8日のNYダウは11510.74(+289.78)と大幅に反発。住宅公社の公的管理の動きを素直に好感した形である。水準としては日足の雲の下限11393、転換線11414、基準線11452をいずれも突破、雲の中に入り込んだ。ただしざらばの高値は4日の高値11532を抜いたものの、終値はそれに届いてはいない。目先は反発上昇の局面入り。週足では、転換線11347は回復したが、基準線11982はまだはるか上で、中期的にはまだリバウンドの域にある。月足では転換線は12503、基準線は12512と基調転換まではまだかなり距離がある。目先の戻りが、どこまで勢いがあるか、週足、月足の関門を超えられてゆくかどうか、下げ基調のMACDがどのように動くかを注視する必要がある。
住宅金融公社の公的管理のニュースを受けて為替も予想通り、ドル高へ動いた。107。70の転換線、108.18の基準線を上抜け、ドル高方向が改めて明確になった。
一方、8日の日経平均は12624.46円(412.23円高)と全面高。日足の転換線12621を越して、第一関門を突破というところだ。とはいえ、まだ日足でく転換線を越えたことろで、基準線12816はまだ上、雲の下限13286ははるかかなた。週足ではまだ転換線12883にも届いていない。基調転換を確認するにはまだ時間が必要だ。 NYの動きをにらみながら、というところだろうが、為替のドル高を踏まえれば、NYダウにあわせて、さらに目先上昇しても不思議ではない。
ただ専門家の間には、米政府の救済策で本当に金融不安が終息するか、住宅市場が本当に回復するか、景気実態が改善するのか、疑問の声があるようだ。確かに今回の金融不安のスケールからして、警戒は必要だと思われるし、景気の底はまだ見えてはいない。だが、政府がここまで乗り出してきた以上、民意を考えれば、もし悪化したとしても、逃げ道はなく、政府がさらに関与してくるほかはない。その意味では、金融不安については、まだごたごたがあったとしても、これは終わりの始まりであり、大きな山を越したのではないだろうか。日米とも景気の指標に一喜一憂しながら、二番底を固めてゆく局面と考えたい。
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