ロイターニュースは
昨日米国株が下落した原因を原油価格の急落だと説明していますが
それではナスダックが大きく下落した理由の説明が付きません。
また昨日発表された経済指標は10~12月のGDP改定値や
2月シカゴ購買部協会景気指数 などが前回を下回り
長期金利も下落し株価にはむしろ追い風だった筈です。
その証拠にNY市場は高く寄り付きました。
しかしその後の急落ぶりを見ると、原油安だけが原因とはとても考えられず
恐らく心配していたトランプ政権の混乱に
市場が反応したのではないかと推察しています。
今回はトランプ大統領とセッションズ司法長官の対立や
最側近と言われたヒックス広報部長の辞任です。
こうした政権内部のゴタゴタは昨年来続いており
議会との摩擦も次第に大きくなる様な気がします。
株価は政治と経済の両輪が揃って初めて持続的に上昇するものです。
幾ら経済が好調でも政治が足を引っ張る様では先が思いやられます。
最近ダウは年内26000ドルを超えることはないとう専門家が多くなりました。
トランプラリーの上昇分を半分吐き出せば、ダウは約22200ドルです。
という訳でトランプ政権内のゴタゴタが今後も続く様なら
年内にダウはゴロ合わせで「22222ドル」まで下げると予想します。zzzzz