一部昇格狙いで持っていた銘柄だけに、想定通りの一部昇格でー
やったー という感じなんだけどー
実際の評価はどうなんだろ？ 考えてみた？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ファンダメンタルで考えるとき、
一番簡単なのは、
一株利益や、一株純資産などの指標、そこから、
PERやPBRや配当利回りがどう変化するか？
を考えることだろうか。
公募増資で調達する資金は、MAXで2,583,955,625円、２５億円。
増加する株式数は、 1,287,500 株
そこから導かれるのは、
１株利益：99.19 → 82.67 （△1.21％）
１株資産：1323.72 → 1340.69（＋1.28％）
また、配当：32 → 34（＋6.3％）
増資前の理論株価：1,780円 に対し、
1株純利益の減少の影響は、1,683円（△97円）
1株純資産の増加影響は、1,783円（＋3円）
1株配当の増加影響は、1,815円（＋35円）
上記影響を全て加味すると、1,731円（△49円、△2.7％）
（影響額は複合なので足し算は合わない）
なんちゃって理論株価によれば、△2.7％の株価減少。
やっぱり、株式増による１株利益減という希薄化効果が大きそう。
もっとも、利益予想を変えないという前提の試算なので、
これに、増資→資金調達による設備投資からの利益増を加味すれば・・・
例えば、２５億円の資金調達により、借入利率を１％と仮定して、
年間、２５百万円の金利負担軽減効果が見込める。
１株あたりは・・・・＋0.23円 これは大したことないか。。
ここで、中期計画の見直し、上方修正などが入れば株価は爆上げ必至だけど、
設備投資計画の開示だけで、利益計画について積極的なIRは無いような気がする。
悪く考えれば、一部上場を機に増資して借入金を返して、財務の安定性を高める。
成長よりは安定を求めた。
実際、増資なんて、こういうタイミングじゃないと、なかなかできないしね。
もっとも、今後のIRや業績によって、株価はどうとでも変わっていくので、
短絡的な判断はしない方が良いのでしょう。
