優利加さんのブログ

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続伸したが上値は重い感じ

先週金曜日の米国株式相場は大きく上げた(DJIA +347.51 @25,309.99, NASDAQ +127.31 @7,337.39)。ドル円為替レートは106円半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,352に対して、下落銘柄数は621となった。騰落レシオは95.54%。東証1部の売買代金は2兆2469億円で、2月20日に次ぐ今年2番目の薄商いだった。

TOPIX +14 @1,775
日経平均 +261円 @22,154円

米国長期金利が低下したことを好感して米国株が大幅高となった。http://fund.smbc.co.jp/smbc/qsearch.exe?F=mkt_bond_detail&KEY1=BUSG.10Y/USGT
これを受けて、海外投資家から株価指数先物に買い戻しも入り、TOPIXも日経平均も大きく続伸した。日経平均は前場では上げ幅が333円となる場面もあった。ただ、ローソク足を見ると上下に短めのひげを引いた十字足に近い形となり、22,300円辺りの抵抗線に抑えられ、上値は重い感じである。日経平均の半値戻しの水準は22,600円である。

米国ダウ工業株30種平均が先週末には2月の急落まえ高値の半値戻しを達成したが、日経平均はまだ1/3戻しに留まる。日本株はなぜ上値が重たいのだろうか?円高進行懸念とそれによる2019年3月期の業績がすでに株価に織り込まれている水準より悪くなるかもしれないと心配しているからだ。また、季節的にこの時期は国内投資家から決算対策のため、売りが出やすいこともある。

しかし、売られる材料ばかりではない。空売り比率は1月25日から2月23日までずっと40%超と高いままであるため、一旦、上方向に相場が放れると、買い戻しが入り反発に弾みが付きやすい。https://nikkei225jp.com/data/karauri.php
また、投資別部門売買動向を見ると、年初から2月第2週までの外国人の売り越し額は、現物株と先物を合わせて4兆8000億円に膨らんだ。このうち、先物は76%の3兆7000億円の売り越しだった。これも潜在的な買い圧力であるが、裁定取引解消の影響を取り除いて考えると、1兆~1兆5000億円が日経平均先物の売り持ち高と見積もられる。ただ、SQ算出日までに期先の6月物へ乗り換えることにより売り持ち高を持ち越すことができるので、3月9日までに必ず買い戻しがあるわけではない。

33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、医薬品(2位)、情報・通信(3位)、パルプ・紙(4位)、卸売(5位)となった。

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