8日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに急反発。大引けは前週末比412円23銭(3.38%)高の1万2624円46銭だった。ポールソン米財務長官が7日、米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)を政府の管理下に置き公的資金を注入すると発表したことが米国発の金融システム不安のひとまずの後退と受け止められ、銀行株をはじめ幅広い銘柄の買い安心感を誘った。5月29日以来の高い上げ幅で、東証1部の約9割の銘柄が値上がりした。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに大きく反発した。


