仏ダノンがヤクルト株14％（約18.6億ドル）を売却へ

[TAROSSAさん]

仏食品大手ダノンはヤクルト本社の株式14％を売却するそうです。

併せて両社は、改定した覚書を締結し、インドやベトナムでの合弁事業などを含む協業は継続することを確認したそうです。

売却後のダノンの持ち株比率は7.66％になるものの、引き続きヤクルトの筆頭株主としてとどまるそうです。ダノンは株主還元の拡大を投資家から求められており、売却はダノン側から持ち掛けたとのことです。

市場価格を基にすると、ヤクルト株14％の売却額は約15億ユーロ（18億6000万ドル）になる見通しで、売り出しは３月に完了する見通しのようです。

ヤクルトはまた、需給への影響を緩和するため、発行済み株式総数の3.02％、最大360億円の自社株買いを実施し、取得した株式は、３月16日に消却するそうです。

改定した覚書では、ヤクルトが本格的に進出していないヨーロッパ市場において、まずはスペインをテスト市場とし、ダノンがヤクルト商品を販売することや新しい共働事業の実現可能性を検討することなどで合意したそうです。

18億ドルに対して360億円の自社株買いでは、あまり効果がでないような気もしますが、どうなんでしょうね。

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