ピョンチャンの メダルは無理でも コインなら?

 
ニュースでちょいとみかけましたが、
平昌オリンピックの記念コインが販売されている様ですね。
 
記念金貨の概要は、以下のとおり。
・20,000ウォン金貨 - 15.55g - 品位 .999 - 15,000枚発行 → 約 280,800円 
・30,000ウォン金貨 - 31.10g - 品位 .999 -  4,500枚発行 → 約 540,000円 

 
少々、というかかなり高い(涙)
 
どれぐらいお高いかというと、現在の金1gあたりの値段は、5,178円。
品位が .999なので、ほぼ100%として計算してみると、
金 15.55gで  80,083円
金 31.10gで 160,165円
 
なんと、3.4~3.5倍ぐらいのお値段ですよ!!

 

       

 
これは、記念コインということでプレミアがついているとも言えます。
ただし、モダンコイン(現代のコイン)はそんなにプレミアはつかないことが多いです。

(※悪質なコイン商による価格吊り上げは除く)
 
例えば、同じ五輪記念ということで、
1984年ロサンゼルスオリンピックの10ドル記念コインを見てみましょう。
この記念コインは、1984年発行、重さ 16.72g、品位 .90 。
 
もう30年以上も前の記念コインだから、プレミアも結構つくと思ういませんか?
 
このコイン、2017年7月のオークションで付けた価格がこちら。

https://www.auction-world.co/xpai/lot_9-1396.html
70,000円。手数料こみで、77,560円です。
これは、ほぼ地金価格になります。
 

       

 
もちろん、コインはデザインや現存数、発行国、状態の良さ、
そして何より人気によって大きく価格が左右されます。
なので平昌五輪記念コインが今後人気化し、高値で取引されるようになるかもしれません。
(なお参考として、上にのせたロス五輪金貨はPF69、Ultra Cameoなのでグレードはかなり高いです)
 
しかし、モダンコインでの3倍以上のプレミアはかなり大きい。
そう楽観はできないでしょう。
 
ただ、純粋にコレクションの一つとして、
価格を無視して手に入れたいなら問題はありませんね。
 
あとは、価格と金の量の乖離が大きければ大きいほど、
贋物が作られるリスクも増えるということも認識しておいてください。

 
(今回はモダンコインについて書きましたが、
 そのうちアンティークコインについてもリスクを含めて書きたいものです。
 読みたい人はいないかもしれませんが)
 

 

 
 
おまけ:
 仮に韓国でこのコインが20000ウォン、30000ウォンで使えたとして。
 今は1ウォン=約0.102円ですから、
 20000ウォンは、2040円。
 30000ウォンは、3060円。
 う~ん…。

 

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