あさっての投資家さんのブログ
2018 新春だから、講演会。
楽天証券が新春講演会をやるってので、応募したら当選。
そんなわけで先日、ちょいと足を伸ばして新春講演会に行ってきました。
場所は、パシフィコ横浜。
聞いた講演を要約して載せるんで、
興味がある方は見て下さいませ。
『第4次産業革命から見た世界経済』
講演者:竹中平蔵氏
大きく分けて2つのテーマでした。
まずは現在の世界経済について。
・世界経済はボラティリティが低いGreat Moderation(大いなる安定期)にある。
・しかし、地政学において偶発的な事態が起きないとは言えない。
そのため、次に備えることも大切である。
・アメリカが金利を上げる → マネーの流れがかわる。
世界経済にどのような影響かでるか注意。
・中国はかなり無理をしているのでは。
中国は世界第2位の輸入優待国。
なので中国でトラブルが起こると世界に影響が。
特に韓国に影響が出る恐れがある。
つぎに、第4次産業革命について。
・第4次産業革命はAI、ビックデータ、ロボティクス、IoT、シェアリングエコノミー等による産業変化。
これらにより(時代の)変化が加速している。
・日本は一歩出遅れているが、ロボティクスでは
規制がなければ優位に立てる潜在能力がある。
・これらに対し、注目すべき3つの制度がある。
1.ビックデータの整備。
エストニアはビックデータの整備において、世界的に有名に。
日本は、イギリスを見本に司令塔組織を立ち上げた。
2.レギュラトリー・サンドボックス
イギリス発の制度。
(革新的の推進が目的の)規制なしでなんでもやれる制度。
3.リカレント教育
社会人の学びなおし。
政府がバックアップすることで、大学などで再教育をうけ、
競争力の高い人材がうまれる。
・私たち日本人は新しいものに乗りおくれるリスクがある。
たとえば個人認証は今後重要度を増すが、マイナンバーカードの普及は極めてひくい。
といった内容でした。
あとはブースセミナーも聴講しました。
『原油と金。2018年を展望。』
講演者:吉田哲氏
原油について。
・現在は思惑で上がっているのでは。
・OPECの減産出口の議論が変化のトリガーとなるだろう。
・シェールの供給量は膨大。
また、50ドルでも採算がとれるようになっているのでは。
・原油価格は上昇から乱高下、下降すると思われる。
金について。
・これまではドル金利と逆相関の関係にあった。
・しかし、直近では地政学的リスクにより変化。
・今後も、小幅のレンジとなるだろう。
といった内容でした。
時間が短かったこともあると思いますが、金の需給に触れなかったのは残念です。
以上です。
会場には人が多く、関心の高さが伺えます。
(個人的には、それが発泡を示しているのではと懸念)
なお、わたしの聞きまちがいや記載ミスの可能性もあるので、
投資をする際は確認を怠らずに、ご自身の判断でお願いします。