lopriderさんのブログ
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どっち?
登場人物:
LOP:主人公
H太:LOPの息子(お小遣い増額を目指して、ジュニアNISA研究中。)
「パパ、教えてほしいことがあるんだけど、今いい?。」
「うん。まだ出かけるまで1時間以上あるから大丈夫だよ。なに?」
「ええっと、来年のNISA株を選ぼうと思ってネットでいろいろ調べてたら、【ブラックテンバイヤー】とかいうサイトがあってさ、そこに登録するだけで、優待株ですっごく儲かる方法を教えてくれるって書いてあったんだ。ちょっとコワイ気もするんだケド、・・・どう思う?。」
「うーん。それはねぇ、そこに登録しなくても、君に教えてあげられると思うよ。だって簡単なことなんだから。」
「嘘!?、知ってるなら、もっと前に教えてくれれば良かったのに。」
「(あんまり教育上良くないような気もするしなぁ。)・・・それはねぇ、つなぎ売りを利用するんだよ。要は優待品をもらえる権利が確定する日までに現物買をして、同時に同額、信用売りするわけ。まあ、持ってるけど持ってないような状況だからソンもトクもしないけど、優待品だけは手元に残るし、それを転売屋さんが引き取って換金する仕組みだね。」
「じゃ、べつに悪いことじゃないんだね。」
「・・・ま、まあ、そうだね。株をやってる人なら誰でも知ってることだし。」
「パパはやらないの?。」
「そだねー。方向性が真逆だからねぇ。第一、自分が気に入って、応援してる会社のほうからすると(株主に喜んでもらおうとしてる、自分たちの思いと違う・・・。)とか思うんじゃないかな。それに、そんなことする人ばっかりになると逆日歩リスクも出てくるし。」
「ぎゃくひぶってソレなに?。はじめて聞いた。」
「信用売りで売るって言ったって、無限に株があるわけじゃないからねぇ。その株をお金を払って借りてこなくちゃならなくなることもあるんだ。それ(借り賃)が最悪の場合、優待品の価値を軽く上回ってしまうこともあるんだよ・・・。さらに、もっと悪いことに、それは起こったあとになって初めてわかるってこと。」
「うわぁああ!。コワッ!。」
「いやいや、リスクはちゃんと管理できるよ。状況を把握してればね。貸借倍率とか逆日歩のリストとか見てれば大丈夫だろうし。」
「・・・じゃ、あと、パパは方向性がマギャクだって、どいうこと?。」
「つまりね、その状況下だと(優待の)権利確定日前に高騰して、後に暴落するのは理解できるでしょ?。」
「トーゼンそうなるよねぇ。」
「だったら、その株はスゴク安く買えて、1年後にカクジツに高く売れるんじゃないの?。」
「(!)・・・。(ひよっとして、パパってかなり腹黒なんじゃ・・・。)」
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