TOPIX +4 @1,791
日経平均 -85円 @22,610円
TOPIXは小幅高となったが、日経平均は続落した。12月4日の米市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%を超える下げとなり、東京市場でも日経平均を押し下げた「マイナス寄与度ランキング」首位の東京エレクトロンをはじめ値がさの半導体関連銘柄などが売られた。「ロシアゲート」問題は依然としてくすぶり、韓国各地では米韓軍事演習が行われて地政学リスクを意識させた。
さらに別のマイナス要因も意識され始めた。中国リスクである。オークマ、ファナック、日立建機など中国の景気に業績が振れやすい中国関連株の一角が下げた。中国人民銀行は過熱する不動産市況への警戒から、金融規制を強化すると発表した。中国では長期金利が上昇しており、景気減速への懸念が広がり、上海総合指数は11月の年初来高値から4%下げ、節目の3300割れが目前となった。http://www.w-index.com/
銘柄数では下げた銘柄の方が多かったが、業種別では33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、陸運(3位)、建設(4位)、電気・ガス(5位)となった。