4日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。大引けは前日比131円93銭(1.04%)安の1万2557円66銭と、3月31日以来の安値水準だった。前日と同様、世界経済の減速懸念と原油をはじめとする商品市況の調整が相場の重しとなり、商船三井や川崎汽といった海運株、三菱商、三井物といった商社株、新日鉄など鉄鋼株が軟調だった。東芝やシャープなど年初来安値を更新する銘柄相次ぎ、東証一部の更新銘柄数は250を超え2008年度の最多を記録した。外国為替市場で円相場が1ドル=107円台に上昇したことも相場の重しになった。東証株価指数(TOPIX)も反落。
英タイムズ(電子版)が3日、三菱UFJ傘下の三菱東京UFJ銀行について、米証券大手リーマン・ブラザーズに対する出資を検討していると報じたが、日経QUICKニュース社(NQN)に対して同行は否定しており、きょうの相場で材料視する動きは見られなかった。


