月曜物語

[lopriderさん]

登場人物：

ＬＯＰ：主人公

Ｈ太：ＬＯＰの息子（特技；バックステッポ）

「昨日はツラかったよ。連休明けだし、よく眠れなかったし。パパも月曜日はユウウツじゃない？」

「・・・ん、宿題ご苦労様でした。ほとんど寝ないでやってたねえ。イヤなんか、もうほとんど趣味の域に達してるよね、宿題が。別にやらないでゴメンナサイするか毎日コツコツやるかで良くね？」

「冗談じゃないよ。((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ。どっちも無理。」

「そっか。じゃしょんないか・・・。自分は月曜日が好きなほうかなあ。市場も開くから、ちょっとワクワクするし。でもまあ月曜のイメージ悪いよね。ブルーマンデーとかブラックマンデーとか。」

「ブルーのほうはイヤになるほどよく知ってるケド、ブラックは知らないなあ。」

「ザックリ言うと、30年前の月曜日にニューヨークで株価が大暴落したんだ。翌日はそれが世界に広がって、日経平均も過去最大の下落をしたんだよ。」

「やっぱり月曜日・・・ロクなもんじゃない（キッパリ）。」

「うーん。どうだろ。あんまり根拠もないし、まきぞえでパニック下落しただけだからねえ。日本では翌日には株価が急上昇して、2年後には最高値になったんだよ。」

「なんかすごいねえ。よくワカラン。」

「でもこれってピンチに見えてたことが実はホントはチャンスだった、というふうにも読めるんじゃあない？。」

「そりゃあ、そうかもだねえ。」

「つまりね、いろんなことが、見方を変えると全く違ってくるということなんだよ。たいがい後からそれに気付くけど、なるべくその時に気付けるよう意識するべきだよねえ・・・。いま君を苦しめてる宿題もね、見方を変えると君の根性をきたえてくれて、将来すごく役に立っことになるかも知れない。」

「・・・見方を変えると単なる先生によるイジメかもしれない・・・。」

「おま、ゼンゼン見方変わってないじゃん。」