2日の米国株式相場は小幅に続落。ダウ工業株30種平均は連休前の8月29日と比べ26ドル63セント安の1万1516ドル92セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は18.28ポイント安の2349.24で終えた。原油先物相場の急落で石油株や資源株が売られ、相場の重しになった。世界景気の不透明感を背景にハイテク株もさえない展開だった。
ハリケーン「グスタフ」が石油施設に深刻な打撃を与えなかったとの見方から、原油先物相場が早朝に一時約5カ月ぶりの安値に下落。航空や小売りなど原油安の恩恵を受けやすい業種に買いが先行し、ダウ平均は一時250ドル近く上昇した。しかし指数への影響が大きい石油株の下落が足かせとなったほか、世界的な景気低迷が需要減につながる可能性が意識され、ハイテク株が軟調。ダウ平均は午後に下げに転じた。


