夢想人さんのブログ
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投票行動の指針
衆議院選挙が近いので、考えてみた。
結論は、
「結局は人だよねー この人に国会議員になってほしい って思えるかだよねー」
ってところになりそうだけど。
もっとも、比例代表は、人ではなく政党に対する投票なので、
政党についての理解が大事になる。
政党(せいとう)とは、共通の政治的目的を持つ者によって組織される団体である。
どんな政治目的を持っているか? がポイント。
それを知るには、
(1)支持母体は、何か?
(2)どんな政策を主張しているか?
を意識する。
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■支持母体
政党は、いろんな主張をするけれども、支持母体を無視した主義主張は、
基本的にありえない、です。
なので、目に見える主義主張が本音か建前か、
その本気度は、支持母体がどう考えているか?を意識する。
逆に、自分がどこかしらの支持母体に属しているという状況なら、
投票行動に迷うことは無い、はず。(いい悪いは別として)
勝手なイメージですが、政党と支持母体の関係は、下記の通りでしょうか。
・自民党:経団連とか、資本家層。地方の農家。いわゆる保守層。
・公明党:創価学会。宗教的集団。
・民進党:連合とか。マイルドな労働組合。権利意識の強いプロ市民層。
・社民党:連合とか。マイルドな労働組合。権利意識の強いプロ市民層。
・共産党:対決色の強い労働組合。共産主義革命思想家。
・日本維新の会:大阪?無党派層?
・希望の党:東京?無党派層?連合?
・自由党:?
・立憲民主党:連合?プロ市民?
特定の支持母体を持つ政党は強いですが、
一方で、無党派層が5割を超す状況ともいわれており、
無党派層を多く取り込んだ政党が勝つ。風が吹くという状況でもある。
そういった意味で、共産党のように、強力な支持層を持つ一方で、
無党派層に受け入れられにくい政党は、政権政党になりにくい。
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■政策(大局)
真面目に、どの政党に投票するかを考えるなら、政策こそ判断の材料であり、それが全て。
また、それが具体的に表れるのは税金。
税金をどこからどれだけ徴収し、どこにどれだけ使うか。
そこに着目するべし(今日の結論)。
政策を大局的・思想的に考えるなら、「自由」か「平等」か
という切り口で考えるのが良いと思う。
お金に言葉を変えれば、「小さな政府」か「大きな政府」か
という切り口になろうか(厳密には意味は違うだろうけど、政策的には、ほぼ同じになるはず)
・小さな政府の支持母体
資本家、投資家、会社経営者、ホワイトカラーなど
・大きな政府の支持母体
労働者、個人事業主、ブルーカラーなど
例えば、自民党は、経団連を支持基盤としており、小さな政府を志向しているように見えるが、
一方で、地方では零細な農家を支持母体とし多額の補助金を出している。
自民党は、基本的に小さな政府を志向しているように見えるけど、
農業政策に関しては大きな政府を志向しているように見える。
一方で、TPP交渉を見ると、自由貿易を促進し、零細な農家を切り捨てるようにも見える。
そこを大きな政府を志向する政党、民進などが拾いに行くか?
そこは分からないが、政党-政策-支持母体の関係は、昔に比べれば流動的といえる。
旧民主党、現民進党、社民党、共産党などは、労働組合を支持母体としてきた。
労働組合にもいろいろあって、本来の意味での労働組合もあれば、
経営側と一体の御用組合化している組合もある。こっちの方が多いともいえる。
とはいえ、労働組合という名を名乗っている以上、労働者側に立った政策を主張しなければならない。
資本側の暴走に対する歯止めになっているのではなかろうか?(本当??)
大きな政府、小さな政府のどちらが正しいとか間違っているとかということは無く、
また、政党もどちらかに一辺倒ということも無く、そのウェイトづけで、政党のカラーを出している。
そう理解すればよいと思う。
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■政策(個別)
より具体的に政策をわけると、こんな感じでしょうか。
・景気対策
・少子化対策
・高齢化、社会保障
・憲法改正
・安全保障関連法
・原発
・消費税率引き上げの是非
・消費税の使途
・プライマリーバランス
など……
多分、他にもいろんな論点があるはず。別の機会に考えたい。
おそらく、何処かの時点で誰かが比較・まとめ表を作ってくれるはず。
投票行動はそれを見ながらという事になるでしょうか。
政権を担える政党は、これらの論点に対し、それぞれ説得力のある解を用意してしかるべき。
野党・ミニ政党は、論点をすべて網羅できなくとも、特定の論点に最適解を用意できるのなら
存在意義があると思う。
与党は、野党の示す良い政策はいいとこどりと言われてもいいから採用するべき。
また、与党の政策がおかしく野党のそれが良いと思えば野党に投票することもあり。
無党派層の行動原理は、個別政策に、当たり前だけど拠るんだね。
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で、おそらく、個別の政策を政党別に横並びにすると、
同じような政策が並ぶことになると思われます。
原発とか、憲法改正とかは、極端な結論を出す政党はあるし、
それを支持するならその政党に投票することになるけど。。
しかし、特に経済政策は、同じような解になるでしょう。
問題は、そこにどのような優先順位をつけるか?ですね。
政策を実行するには、当然ながらお金がかかります。
一方で税収は限界があります。だから優先順位が論点になります。
政策の優先順位は、分かり難いですね。
マスコミなり、まとめサイトを作る人が、
単に政策を比較するだけでなく、その優先順位をどのように考えているか?
というところまで踏み込んでくれているといいなと思うのだけど。
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それから、ここは、株とか投資に関するSNSなので、そこに引き付けて考えると、
・当然ながら、景気刺激に力を入れる政党がいいですね。
・あと、資産課税、留保金に課税するという発想には反対ですね。
・与党が過半数を取れない状況は、株価の大きな下落要因になりそうですね。
・逆に与党が過半数をとってもそれは順当な結果と受け止められそう。
・政策論争の中で、画期的な政策が出てきたらそれは買い材料。それに期待したいがなかなか。。。
(……と、つらつらと考えていたら、えらく長文になったので今日はここまで。)
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こんばんは。
私は自民党に投票するつもりですが、本当のことを申しますと、自民党に投票するのは、今回が初めてです。
地元から出る自民党の候補者ははっきり言って嫌いなのです(笑)
今回の自民党の政策も私立高校の無償化など止せばいいのにと思っています。
消費税も上げて欲しくない。
それなのに何故自民党に投票するのか。
それ以外に選択肢はないと思うのです。
民主党政権のような政治は御免です。
ふたを開けてみれば、朝鮮学校への援助等、これが日本の政治かと思うことばかり・・・。
これまでの自民党の政治には満足していません・・・。
慰安婦の件も合意などする必要は、そもそもなかったのです。
その意味では安倍首相にも不満足です。
ですけど・・・。
自民党しかありません。
もっと毅然とした党の出現を待ちたいとの思いは強まるばかりですね。
色々と考えておられるようですね。
個人的には、将来、投票により生じた結果に「◯◯だから投票した」と言えるように胸を張って言える責任ある1票を投じれば良いと思っています。
自民党が嫌いだから混迷の民主党政権が誕生したが再来しないことを祈ります。
こんにちは。
私が思うに、自民党以外に外交問題など複雑な問題を熟して
いません。野党が政権を取った時にはろくでもない政権に
なってしまうでしょう。
小池氏などは病気を抱えていますし野党では絶望的です。