米投資ファンドのベインキャピタルが3日に始めた日本の広告大手アサツーディ・ケイに対する株式公開買い付け(TOB)に、アサツーの筆頭株主である英広告会社WPPグループがTOBに応じるつもりはないことが分かったそうです。
3日付の英紙フィナンシャル・タイムズが関係者の話として報じたそうです。
WPPは、ベインの提案した買収価格がアサツーの株価を「ひどく過小評価している」と判断しているとのことです。
WPPが価格引き上げを求める可能性もあるようです。
ベインはアサツー株の100%取得を目指していますが、50.1%以上の応募があればTOB成立の条件は満たしたことになるそうです。
アサツーは1998年、WPPと資本・業務提携し、WPPはアサツー株の約25%を保有しているそうです。
アサツーは2日、提携の効果が小さいとして提携解消を決めたそうです。
25%も保有しているとなると、成立には微妙かもしれませんが、50.1%以上はなんとか確保できるんではないでしょうかね。
(根拠はありません。)
9747:3,800円