TAROSSAさんのブログ
ブログ
鹿島が9月期連結純利益を10%増益に上方修正し2期連続最高益
鹿島は、2017年4~9月期の連結純利益が前年同期比10%増の560億円になりそうだと発表したそうです。
従来予想(16%減の430億円)から一転して増益となり、同期間としては2年連続で過去最高となるそうです。
アルジェリアの工事の費用負担が想定比で減るのが主因で、今回は修正しませんでしたが、2018年3月期通期業績も上振れする可能性が高いようです。
売上高は2%増の8300億円と、従来予想を100億円下回るようです。
首都圏の再開発など国内の工事量は高水準ですが、土木分野で一部、想定より進みの遅い工事があったようです。
営業利益は5%減の700億円と、従来予想を200億円上回るそうです。
アルジェリアの高速道路工事の費用負担を巡り同国政府と争っていましたが、2016年に包括和解契約を締結し、契約の確実な履行が見込めると判断し、損失引当金を取り崩したため、利益を押し上げたそうです。
それ以外の建築事業でも、工事採算を示す完成工事総利益率(単体ベース)は13.5%前後と、期初予想と比べて約3ポイント上昇したとみられ、労務費や資材価格の上昇幅が想定を下回ったようです。
今後は今回据え置いた2018年3月期通期見通しに注目が集まり、純利益は前期比2割減の820億円を見込んでおり、進捗率は7割に迫るそうです。
今回の上方修正分がそのまま加われば、最高益だった前期に迫る水準になりそうです。
ただ、材料出尽くしとの見方が広がったようで、株価は下がったようですね。
1812:1,026円
-
関連銘柄:
鹿島(1812)
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。