特に、精神病院にいたときの女性薬剤科長が、
そー言ってくれた。
彼女はオイラの最後まで、
白旗神社で視た光の話を信じれくれたんだ。
三浦しをんのように。
というのも、
キリスト教関係な盲目の職員が、そこにいたんだな。
女性薬剤科長の言う話だと、
オイラが歩く足音で、いつもオイラだってわかるんだと、
盲目なキリスト教信者職員が、いつも言っていたというんだな。
オイラはその人に会ったことがない。
けれど、ちょいと、オイラは光栄だったんだ。
そんなキリスト教信者が、
オイラの懲戒免職になる数ヶ月前に他界した。
女性薬剤科長に、
葬儀場まで送るといった。
けれども彼女は、うだうだとイイとかいうんで、
イイから乗れと、オイラは言った。
かなりヤクザチックで、生意気だったかもしれない。
そういうオイラの性格は、
治りそうもないな。