現職を定年になったとき、ローン残高が大きすぎて困る場合の。
そんなとき、銀行ではなく、
不動産業者に任意売却をお願いすると、
まるで弁護士のように働いてくれて、
うまいこと住宅ローンを解消できる可能性がある。
(事前に任意売却してしまい、できたお金で銀行と交渉してくれる/
一括返済だと、銀行は取れるはずだった利子が全くもらえなくなるので、
きっとその案配を、不動産業者と銀行が相談すると思われる)
また、その後の調査では、
この銀行に内緒で行う任意売却に関して、
以前には銀行担当者の耳にこうした話が入った場合、
銀行側が怒り狂って、強制的な競売措置を行った事例があるという。
しかし最近では、
銀行側も任意売却にかなり寛容になってきている。
なぜならば、競売措置というのは銀行側の負担がバカにならないからだという。
(それに、顧客が金融庁に駆けこむと、やっかいなことになるからだろう)
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ところで、以前から耳にしていたことがあったが。
新聞広告で見て、そうかその手もあったかという話。
それが、表題の東京スター銀行による「充実人生」という金融商品。
住宅の立地する条件にもよるが、
困っている住宅ローンを東京スター銀行がいったん一括返済し、
当座はその一括返済した金額の変動金利分のみ支払えばイイ、
という仕組みだ。
たとえば、月に10万円以上だった住宅ローンが、
いったん解消されて月に3万円弱になるという。
ただし、これは住宅ローンではない融資商品なので、
団体保険は利用できないため、
借り手が死亡した場合に借入金は解消されない。
従って、借入金は相続人がどうにかするか、
東京スター銀行に権利を一任する必要がある。
10/24(木)午前中に、
東京スター銀行に問い合わせた上で書いている。
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数週間前に、朝日新聞の一面に書いてあったことが気になった。
現在は人口減少社会であり、
空き家問題があり、軽井沢でも不動産価格は暴落している。
こうした問題について、
東京スター銀行の見解を訊いてみた。
観光レジャー地というのは、
世の景気にとても大きく左右されるため変動が大きい。
もちろん、未来永劫にわたって「充実人生」が存続すると確約はできないが、
実質的に生活圏内でニーズがあると判断できる物件には、
当行は強気であると、その担当者は答えてくれた。
融資条件も、
想定年収が125万円以上ならばイイという感じで、
とてもおおらかだ。
些細なことにこだわらないのであれば、
このサービスはとても魅力的だと思う。
このサービスが当時あったなら、
住宅ローンが払えなくなって銀行と揉めて、
焼身自殺してしまった老姉妹は助かったのではないかと思われた。