ANAホールディングスが2日発表した2017年4~6月期の連結決算は、経常利益が前年同期比2.3倍の247億円と過去最高だったそうです。
国際線では欧米方面など長距離路線で高単価のビジネス客の利用が増え、単価も上昇し、国内線は旅行利用などが伸びたそうです。
営業利益は80%増の254億円で、競合の日本航空が再上場した後の四半期決算で初めて全ての利益でJALを上回ったそうです。
売上高は12%増の4517億円で、好業績をけん引したのは主力の航空事業だそうです。
「(営業利益は)期初計画比で約100億円上振れたが、そのほとんどが航空事業の増収効果」(福沢執行役員)とのことです。
国際線で約25億円、国内線で約30億円、国際貨物で約35億円、それぞれ想定を上回り、貨物は中国発北米向けの電子部品などが伸びたそうです。
純利益は7.7倍の510億円で、ピーチ・アビエーションの連結子会社化に関する特別利益338億円を計上した影響が大きいようです。
2018年3月期の業績予想は据え置き、売上高は前期比8%増の1兆9100億円、経常利益は微減の1400億円を見込むそうです。
福沢執行役員は「4~6月期は予算を上回ったが、航空会社は夏場の第2四半期の収益のブレが大きい。夏場を見極めたい」と語ったそうです。
足元の予約動向は順調で、今後も利用者数が増加すれば、通期の業績上振れの可能性もあるようです。
会社側は保守的に見込んでいるようですね。
この調子で上振れするといいですね。
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