想定を超える災害にどう向かい合えばいいのか

小督さん
小督さん
~危機に主体的に備えるために~

防災アドバイザーとして防災教育を実践されている、
片田敏孝氏の講演を拝聴してきました。(7月22日)
前半は6月30日からの梅雨前線で九州北部を襲った大雨を中心にお話をされました 
(以下、メモです


自分の住む地域以外の災害でも「明日はわが身」の心構え
情報を行動に結びつけ、万が一の時に備える姿勢

気象庁でも予測できない「線状降水帯」
→そのうち雨は止むだろう、こんなに雨が降っている時に外に出られない
→(結果的に)逃げる機会を失う

住民の主体的な行動が求められる

(日頃行うこと)
・過去の災害を教訓とする
・住民と市が協力し、独自に防災マップを作る。
・前回の災害時の経験を基に非難するタイミングを決める

・地域の異変を察知する
 川の色が濁っている、etc.

・地域みんなで避難をする、高齢者に避難を呼びかける
気象庁は何も報じない、周囲は逃げない
→人間はひとりで逃げることができない心理がある
個人では判断が難しいので、地域でルールを取り決め、地域で判断をする
人間はひとりで向き合うと弱いが、
みんなで向き合う、みんなで逃げる、みんなで守る

近年豪雨災害が多く発生しているのは、日本近海の高い海水温が大きく影響

1. 一度に降る降水量の多さ
2. 巨大化する台風
3. 高い緯度で発生する台風 (北海道、東北など北の方がより深刻な被害)

今後は相次ぐ台風の襲来や850hPa級の台風も考えられ、
上記のケースは頻繁に起きると予測されている。

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於:大阪ガスハグミュージアム
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8件のコメントがあります
1~8件 / 全8件
小督さん
ピーマンショック!さん
こんばんは

遅くなりました
ほんの少し前までは一時的なゲリラ豪雨ですんだものが、
最近の豪雨の降水量は突出したものになってきましたね

何事も実践している人のお話を聞くのは傾聴に値します

片田敏孝氏は、東日本大震災で岩手県釜石市の小中学生ほぼ全員にあたる
約3千人が津波から避難した「釜石の奇跡」を導いたとも言われています

ところで、九州北部で大雨が降った時、気象庁が特別警報を出したのは、
豪雨のピーク後だったとか

豪雨の場合、知識があっても「逃げる」ことはなかなかできないそうです。
そこが、地震や津波との違いなのでしょうか
小督さん
如月菜さん
こんばんは

遅くなりました
実は私昨日は和歌山に行ってたのです。
朝に大雨の影響だとかで電車は運休、日根野で1時間ほど足止めをくらい、
予定より帰宅が遅くなってしまいました。
そうだ、和歌山は雨が多かったのだ、と今更ながら思い出しました

>近所を歩いたら道路の数メートル頭上の電線に枯れ草が
絡まったままだったのを見て信じられない思いでした。

4年ほど前に和歌山に行ったときに、同じ場所ではないと思いますが、
私もそのような場面を見ました。
また、瀞峡近くの道の駅か何かで私の身長より高い浸水の跡もあって、びっくりしました

災害などには遭いたくないですが、南海トラフは必ず来ると言われていますし、
私も多かれ少なかれ影響を受けることは間違いなさそうです。
そんな時に、何もできないってことだけは避けたいと思っています
小督さん
漠羅天さん
こんばんは

遅くなりました
前回の豪雨被災地はご実家のお近くでしたか!
それはそれは心配だったでしょう。
家が川沿いではなくても、あれだけの降水量が振り続けると不安になりますよね
「豪雨の3.11」は講演で知りましたが、わずか数キロ先とは

>雨が降ってる時はスマホから聞いたことない警報音がガンガン鳴ってました((((;゚Д゚)))))))

緊急地震速報もですけれど、得体の知れない不安感を持つ、
あの着信音は人を不安にさせます。
普通の心地よい音色だったら行動を起こそうとしないから、
わざと不安を煽るような音を選ぶのでしょうけれど、
そのようなアラートは聞きたくないですね
こんばんは。

私は去年環境学習の講座で地球温暖化による異常気象の話を聞きました

そうするといま頻繁に起きているゲリラ豪雨などのことも説明があり
ある程度理解できました。

でも実際ここまでひどくなるとは思っていませんでした。

もともとそう降水量の多くないところに集中して雨がふるととんでもないことになってしまいますね。

ネット情報などに注意して敏速な対応しないといけませんね。
上手に情報収集して賢明に対応したいますね。


(退会済み)
妻の実家は紀州熊野川の支流の近く。
台風が来るたびに家の前に湖が出来るそうです。
数年前の豪雨では相当な被害が出、水没する家から
脱出できずに亡くなられた方が多かったと聞きます。

数か月経過して、JRが復旧して漸く帰省できた時
近所を歩いたら道路の数メートル頭上の電線に枯れ草が
絡まったままだったのを見て信じられない思いでした。

常識に縛られていては対策も立てられないと思いますし
今回受講されたような講演は必要ですよね。
漠羅天さん
おはようございます^ ^

この前の豪雨の地域、私の実家から数キロしか離れていないところでした。
私も「ゲリラ豪雨くらいなら、そこまで酷い被害にならないのでは?」と甘い予測をしてました。
しかし実際被災した朝倉市の映像は3.11を彷彿とさせる大災害になりました。

実家は高台にありますし、崖からも離れているので仮に降っても大丈夫ですが、こんな時には出かけてはダメだと思いました。

雨が降ってる時はスマホから聞いたことない警報音がガンガン鳴ってました((((;゚Д゚)))))))

地震も大雨ももはや安全地帯は無いと考えたほうが良いでしょう。

日本もブラジルみたいな気候になってきました。
小督さん
アイビーあずささん
こんばんは

私が小学生の時は、学校に居る時に大雨警報が出たら、
すぐに家に帰るように言われ、
母には「一番雨が降っている時に帰ってきた。」とよく言われたものです
昔はレーダー・ナウキャストもありませんでしたしね~

でも、その判断を下すのって、今でもすごく難しそうです
最近よく聞く「線状降水帯」ですが、局地的に大雨が降り、
避難するタイミングを逃してしまうのだそうです

私は今の御近所さんは未だによくわからないのですが、
「隣は何する人ぞ」では、ダメだと言われています
今晩は、小督さん。

>みんなで向き合う、みんなで逃げる、みんなで守る

これが大切なのですね。

先日多摩地方の私の市で
1年生の下校時大雨スコールのように降りました。
(都心で雹が降った時です)
校長の判断で放送を流し下校しないで教室で待つように
指示が出ました。

1時間ほどで雨は止みました。

その時の判断が大事な事を実体験で感じました。

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