29日の米国株式相場で、ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落。前日比171ドル63セント安の1万1543ドル55セントで終えた。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりの反落で、終値は44.12ポイント安の2367.52。前日夕に予想を下回る決算を発表したパソコン大手デルの急落が嫌気された。
デルの急落でハイテク株が総じて軟調となり、フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)が2.8%安となった。熱帯性低気圧「グスタフ」がハリケーンに発達し、米南部の石油施設に被害を与える懸念から原油先物相場が一時は高く推移したこともマイナス要因。相場上昇が続いていたうえ、レーバー・デーの連休前とあって利益確定や持ち高調整の売りが出やすく、ダウはこの日の安値圏で終えた。


