ほんま そうかいさんのブログ
平成相場三昧伝 還暦記念速習49日間(死の哲学)
☠チベットの死者の書を讀む第28日目
カルマ(業)
正当的な☨キリスト教には、カルマの思想は、なひと思ふ。
とくにプロテスタントには、ありえなひ。
神の意志がすべてであり、悪業積もうが、善業積もうが、すでに救済される人と、地獄に墜ちる人は、事前に神が、さだめてゐる。
これをして、予定調和説predestinationと言ふなり。
なかなか日本人の感覚では、つひてゆけなひ。
でも、業は、日本人のセンスでも、もひとつ、明るいイメージは、なひんぢやなひか。
ただし、70年代くらひからの、アクエリアス・ニューエイジのころから、使はれ出したカルマは、ニュートラル。
カリフォルニア州なんどからの逆輸入盤カルマ。
例)山下達郎曲;「カルマは急に止まれない」。
ヨーガ・スートラ(瑜伽経)では、〇白いカルマ(白業)=良いことをすれば、良いことが起こる。
黒いカルマ(黒業)=悪いことすれば、悪いことが起きる。
と、たしか二分してあった。
でも、インサイダー取引なんどで、富栄えてゐる悪人もいっぱひ、いるぢゃなひの。
これは、「悪果の、いまだ熟さざるなり」といふて、いまだ果報の時が訪れてゐなひだけで、いまに必ず来ますって。監獄行きが。
〇白いカルマ(白業)=良いことをすれば、良いことが起こる。
ここが眼のつけどころ。
むかし朝から晩まで、笹川良一日本船舶財団会長が「一日一善」とテレビで言ふておった。なにっ!右翼の親玉だ。
「その人によって、その言を捨てず」論語 衛霊公。
これだって、立派なカルマ・ヨーガ(修業)だ。
カルマは、輪廻のいはば原動力だ。
人が見てゐなくても(かならず見ている)、道端のごみを拾ったり、
コンビニで、北九州豪雨災害の募金をしたり、電車では、御老人に席を譲ったりせよふよ。
「この世の中は、ブーメラン。自分の投げ与えたものが返ってくる。」出典:シャーリン・マックレーン著「アウト・オン・アリム」
第28日目 おはり