☠チベットの死者の書を讀む第23日目
再生(revival)
死後49日第三のバルドー(中有)終了。
山田太郎霊よ。貴方は、霊的修行が足りなくて、阿弥陀如来さまの不生の*リクパには、留まれなかった。
また、徳薄くして*天人界にも、行けなかった。神々の寵愛は、受けられなかった。
ただし導師様のポワ(転生)の儀式とお導きで、だふやら動物界なんどへの転生は、まぬがれた。
不生のリクパ=リクパは、明知と訳されてますけど、この阿弥陀如来の主宰する世界は、浄土真宗の家に生まれたボクには、浄土に思ゑます。
天人界=浄土真宗で言ふ「極楽」と、思えますけど。
第三バルドーには、ダマシ多し。うつくしい声にひかれて、はいっていったら小鳥へ転生。
おいしい料理の匂ひに、ひかれて入ったら、なんと餓鬼界。
食べても食べても、満足ゆかない餓鬼の世界(なにせ肉体を有していませんので)。
死者の書には、天界へのヴィジョンとして、豪華な宮殿があげられてゐます。
人間界のヴィジョンは、人家。町。村。市。
☭阿修羅界のヴィジョンは、武器や武具、行進する兵隊さんなど。
動物界のヴィジョンは、「穴」。
☣餓鬼界のヴィジョンは、、なぜか切り株。深い森。
☢地獄界のヴィジョンは、黒い下り道。赤い家。鉄の町。
「ああ、再生のバルドーが立ち上った、この時に
心を一点に集中し
よきカルマを、ひきのばすべく努めよ。
煩悩を捨て、導師を念じるが良ひ。」死者の書
心を人間界に向けた貴方は、再び人間の世(本有)の生まれ変わりに向かふ。
カルマ的なつながりのあるカップルが、
Hしてる光景を目撃する貴方は、女性の顔に愛着するならば男の子。
男性の顔に愛着するなら女の子に生まれる。
貴方のこころは、その光景に逆らひがたく引き寄せられ、
竟(つひ)に子宮へと入ってゆく。再生のバルドーは終局を迎ゑる。
「最後には【顕現近得】と言われる真黒な顕(あらは)れが、たちのぼり、それと同時に新しい、子宮との繋がりが形成される。」
ソギャル・リンポチェ師による解説。
そして49日間のバルドーは、おはりを告げる。
第23日目 おはり