☠チベットの死者の書を讀む第21日目
六道輪廻 六つの世界
以下、三悪趣の世界
4番目の世界動物界
畜生道。と軽蔑するけど、「人は、獣におよばず」と言った人もおり、けふの日も、ゴウゴウと空は、超音速爆撃機の音で響いてゐる。
もふ一度、核の封印が外れて、また核のキノコ雲が、本邦に立つなら、ほーんと、もふ人間やめたひよ。
NHKスペシャル「チベットの死者の書」をYOUTUBEで視聴すると、
老ラマ僧(声;故大滝秀治)が、見習いの少年僧に、草食むヤク牛を指さして、「あれをごらん。あの牛は、前世では、お前の叔父さんだったかもしれなひぞ。だから大切にしなひといけなひぞ」。「牛には、牛のこころの世界がある。」と素朴な説教をするところがあるけど、チベットは、のどかで落ち着いた農業・放牧の卍佛教国だったみたひだ。なにか、この江戸時代以前の日本社会のやふな。
ちなみにダライ・ラマ法王の自伝を讀むと、チベット時代は、ラマ僧も肉は食べてゐたらしひ。
その後、インドに亡命し、ジャングル生活を余儀なくされて、一時的に印度僧(バラモン)をまねて、菜食主義に切り替えたところ、法王以下チベット人全員が黄疸に罹ってしまったらしひ。
ま、それでもチベット仏教では、リクパ(≒浄土)に転生できなかった場合、今度は徳の高い人間界の家に生まれ変われるやふに、ポワの行をおこなひまする。
なぜなら動物界に転生した場合、六道輪廻を脱することが不可能になります。法(ダルマ)を理解することができませんので。
「狗子に仏性ありやなしや。」「無」出典;無門関
第21日目 おはり
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