29日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸。終値は前日比304円62銭(2.39%)高の1万3072円87銭と、18日以来、9営業日ぶりに1万3000円台を回復した。米の景況感改善や金融株高などを背景に、米国株が大幅上昇となった地合いを引き継いだ。国内でも7月の鉱工業生産や新設住宅着工など経済指標が改善し、相場の支援材料になった。金融や不動産といった内需関連のほか、自動車や電機など輸出関連企業など幅広く買われた。
東証一部の売買代金は13日以来、約2週間半ぶりに2兆円を超えた。節目の1万3000円を超えたが、月末でドレッシング(お化粧)買いの観測が出た半面、主力株には戻り待ちの売りがみられ商いが膨らんだようだ。売買高加重平均株価(VWAP)は1140円と7月31日の1189円以来、約1カ月ぶりの高水準。東証株価指数(TOPIX)は大幅反発。上昇幅は35ポイントを超えた。


