ほんま そうかいさんのブログ

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平成相場三昧伝 還暦記念速習49日間(死の哲学)

☠チベットの死者の書を讀む第16日目

残念、今日は、クーラーがストップしたので、電気屋さんを呼んで、見て貰ふと、コンデンサーが故障していた。

10年以上たった「クーラーの部品は、有りませんよ」との事だったので、買い替ゑだった。


FUJITU・クーラーよ。さやふなら、18年間ありがたふ。高い世界に転生(ポワ)しろよ。さらに本日は、月末も重なったもので、死者の書は、讀み進められませんでした。


 そこで、青年時代に讀んだ転生物語;三島由紀夫著「豊饒の海」を思い出し、考えてみやふ。なにも死者の書は、チベットには、限らなひ。

この小説は、本邦の「浜松中納言物語」を本家どりしたもので、

主人公・青年貴族「松枝清明」から、少年右翼「飯沼勲」、

タイ王女「ジャン・ピー姫」、青年富豪「本田透」と昭和の御世の三回の生まれ変わりを描いたものです。しっかし、4人とも、いはば上流社会。


 俺殿(オイドン)が、一生かかっても、お目見えできなひやふな人ばっか。さ~すが、東大出は、生まれ変はりも、エリート・コース(皮肉の一つも言ってやれ)。


 それは、ともかく、三島由紀夫の輪廻転生は、法相宗の唯識論によっています。

唯識論=佛教心理学(佛教物理学は、倶舎論)。

その唯識論のなかの阿頼耶識(アラヤ識)と言はれる意識が、転生してゆくのです。


「豊饒の海」は、文藝作品。チベット仏教と較べるのは、

ムリがあるけれど、ちょっと人工的にすぎますぞ。

それに引き比べ、チベット仏教の生まれ変はりは、それこそ六道輪廻。叔父さんが、犬に生まれ変わるとか、おばさんがロバに生まれ変わるとか(畜生道に墜ちた場合)、餓鬼道、阿修羅、そして良いことずくめの天界もある。

チベットが農業国だったからだらふか、素朴な印象を受けまする。

                   第16日目 おはり

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