思い起こせば2001年私がマイカルの民事再生法の適用申請で痛い目にあったことを思い出した。
当時私は株の取引きを初めて間もないころで、マイカル株では一度儲かったので、縁起が良いと思ったのか、思いっきり投資金額を上げて再投資をしたのが
@186円×12,000株、2百万円超の買い付けであった。
まもなくその日はやってきた。
外回りの仕事をしていたが、同僚からマイカルが倒産したぞと電話があり、慌てて近くの電気量販店のTV売り場に飛び込んだら、マイカルの関係者が記者会見をしている様子がTVに映しだされていた。
これは大変だと思い、売りに出したが当然売れるはずもなく、数日間ストップ安が続いたあと、マネーゲーム状態となった一桁台(7円)で12,000株を処分した。
ああ、倒産とはこういうことなのか。
その後マイカルの損失分を何とか取り返したいとむやみに取引を繰り返したが、
当時は不況であり、ましてや素人同然の私は損が積み重なり、
もう日本は終わりなのかと思った記憶がある。
今回タカタは、23日(金)に自動車メーカーが資金援助をするようなニュースでストップ高になっていたが、倒産の危機が噂されているなか、よく飛びつく人がだと思っていたところ、案の定26日の民事再生法の適用申請があった。
まあ、酷だとは思うが、一度そういう経験をして痛い目に合わないと本当の意味での怖さはわからないと思っている。
タカタの適正株価は500円だなんて株式の雑誌にかかれていたのをみたが、プロもよく言うなとは思っていたが。