投資における将来予測と意思決定の関係~期待値の観点から

夢想人さん
夢想人さん
株投資は、株価の「上昇」「下降」の二つのいずれか予想して、
意思決定をすることが多いといえる。

(株価には「変化せず」もあるでしょうけど、
その時は、「何もしない」ので、選択はないし、
時間軸を伸ばせば、どこかで、必ず、上か下になるし。)

ところで、とある著名投資家は、

「私は、90%の確率で株価が上昇すると予想する」
「しかし、私は、売り注文を出す」

と言ったそうな。で、この発言は矛盾しないと。
(ソースは、ここ1年以内の日経マネー記事のうろ覚え)

そのカラクリ(?)は、

上昇予想:90%の確率で上昇する。上昇幅は、 5%である。
下落予想:10%の確率で下落する。下落幅は、90%である。

日経20,000円が、9割の確率で21,000円になるが、
1割の確率で、2,000円になるという。
で、投資予算が、20,000円あるとする時に、

20,000円を買い建てした時の期待収益は、
(21,000‐20,000)×90%+(2,000-20,000)×10%
=900+(ー1,800)
=-900円
売り建てしたときは、同様の計算で、+900円

極端な例ですが、株価上昇の確率が高いのに、期待値計算では、
買いではなく、売りを選択すべきという状況がありうる。

ポイントは、上昇か下落かという予想の他に、
どのくらいの幅で動くかの予想もあることですね。

例えば、現状の株価に対して、どう見るか?

今の株価は、日経20,000円くらいですが、仮に、
60%の確率で、21,000、+1,000円、+5%の上昇
40%の確率で、18,000、-2,000円、-10%の下落
と置いてみると、

⇒(21000-20000)×60%+(18000-20000)×40%
  =600-800=-200

期待値でマイナスなので、売りが正解という事になる。

先高観・先安感だけで判断すると失敗する。
上昇・下落のレンジがどれくらいあるか?
も考慮するべきで、これは、市場関係者の想定は、すぐ入手できる。

日経のレンジを○円~○円と想定。というのはよく見かけます。
この幅に対して、予想時の株価がどの位置にあるかを見ると、
予想者が、強気なのか弱気なのが見えてきたりする。
上下の方向感が分からないときは、上下50:50なので、
上下の幅の大きさで、売り買いの判断をすればよい。

今、現状は、上下の方向感は定まっていないが、若干上昇傾向かも。
とはいえ、上値も限界あり、21,000くらいが限界。
一方で、下値も日銀ETF買いに支えられ、19,000位で支えられそう。
上下の値幅が同じくらいで、上下の確率も同じくらいなら、
株価は膠着状態。。という状況でしょうか。

日経平均はそうだけど、個別銘柄を見れば風景も変わってくる。
チャートを見ながら、
上昇の伸びしろと下落の底を見極めて、
上の伸びしろが大きくて、かつ、どちらかといえば上に行きそうな銘柄……

例えば、
ポリンジャーバンドの幅が広くて、
今の株価が、その下の方に位置していて、
底打ちが見えてきたら、買いとか……
(ポリンジャーバンドで、逆張り・これが正解とは限らないけど)

うだうだ、妄想しましたが
ネットで調べてみると、既に自分が考えたことは、
既にどっかに書かれていたーなんてことは、
結構多いというか、ほとんどそうなんだけど、
それはそれで、いい勉強になったと思うことにする

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#雑感
6件のコメントがあります
1~6件 / 全6件
夢想人さん
こんばんはー

ドル円で10円のスプレッドは高いと一瞬思いましたが、
ダウの水準なら10円なら妥当なかんじ何でしょうかー

1000円の取引手数料で個別銘柄に投資というと
ちょっと高い感じですねー
こんばんは♪

くりっく株の場合、「マーケットメイカーが為替リスクを勘案して買呼び値及び売呼び値を提示するため、為替相場の状況によってはスプレッドが拡大する」とのことです

為替取引みたいに買値と売値の開きがあるので、買った瞬間(売った瞬間)は評価損益はマイナスになっています

見たところ、大体10円くらいは開きがありますね

100倍の取引なので、買った瞬間に1000円マイナスという感じでしょうか

先払いみたいな感じになるんでしょうかねえ
夢想人さん
こんばんは。

為替リスクのヘッジ料をどうやって払っているのか
が気になるところですね。小口でできる投資って、
手数料負けしそうで、今はあまり触手が動かない感じですw

日銀のやーめた は、怖いのですが、
さすがに、年内は無いかと、タカを括る部分はありますが、
ETFが買う銘柄が変わる可能性は感じます。
こんばんは♪

くりっく株は海外指数でも円建てで為替リスクがないので、そこを気にしなくていいのが良いところですね

買い支えが2000円のインパクトとすると「やめる!」という話だけで2000円下がることになると

そう考えるとちょっと怖いですね(^^;
夢想人さん
にゃいたさん こんばんは。 

コメントどうもです。

海外の指数は、銘柄を入れ替えながらなので上がって当然と思います。
海外指数投資は、為替リスクを考えなければよいかもです。

日銀は、日経2000円位のインパクトで、BREXITの15000+2000=17000が、最悪の事態があった時の底値で、そこまでいかなくても、
ちょっと悪ければ、18,000円~19,000円が下値に対して、
上値が21000~22000円の間の20000円くらいで膠着。
ここ数日は、20000円より上に行くも、確信が無いので迷いながら小幅高。
あらゆる想定が一瞬で株価に反映されるので、ここから上下は、何か材料が欲しい所。それも一瞬で反映されるので、今は5分5分から若干上に有利な情勢でしょうか。
こんばんは♪

実際、日銀の買い支えってどれくらい影響しているんでしょうね

指数だけで考えてみた場合、NYダウもFTSE100もここ10年上昇していますし、もしかして何もしなくても今と変わらなかったりするんじゃないでしょうか(^^;

これから、どこまで騰がるかは予想つかないですが、なんとなく10年続いたトレンドが崩れる感じには見えないので、今はロング目線です

個別株は不確定要素が多すぎて安心感は低いですね

短期的な暴落か、長期化するかをどこで見極めるかですよね

リーマンショックみたいな世界中に波及する金融不安でもなければ、トランプさんがどうこうくらいではそうそう上昇トレンドは崩れないのではと思うのですが、どうでしょうか

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