ほんま そうかいさんのブログ

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平成相場三昧伝 還暦記念速習49日「死の哲学」

      ☠チベットの死者の書を讀む第10日目


            【10日間のスタディのまとめ。】


死のプロセス・・・・・これには、二つの溶解がある。ひとつめは、肉体の溶解。肉体は、五大元素へと溶解してゆく。二つ目は、精神の溶解。思考、記憶、感覚が溶解してゆく。

やがて死の瞬間が来る。

むかし、図書館で借りて讀んだ「死ぬ瞬間」キューブラー・ロス著で述べてあるのは、ここまで。

ロス女史は、クリスチャンもしくはユダヤ人だったのだろうか。とくに後者の場合、死後の世界は、なひ。

再生the revivalは、起こらなひ。


第1のバルドー(中有)・・・・リクパ(明知)の強烈な光が立ち、至福の時が訪れる。

うちの近くにお住まいだった大脳生理学者の故大木幸介先生は、「死に際して脳が大量の快楽物質ドーパミンを出すという御話しをされた」のを憶えています。

たしかボクが、航空機事故なんどで死んだりしたら、「先生いったい、どんな気持ちになるのでしょうか?」。

といった世間話に、とても熱心に答えてくれたのを憶えています。

火災保険の切り替えのときに。ボクなんて一介の保険屋にすぎなかったのになぁ。・・・・・・・合掌礼拝。


このとき、不生のリクパの光に意識(≒魂)を没入できるかどうかが、要点で、それができれば、輪廻の輪から解脱できるとチベット仏教は教えます。

このリクパを主宰する佛は、阿弥陀如来です。

浄土真宗の家に生まれたボクには、このリクパが、浄土に思ゑて仕方ありません。

またそもそも、このリクパがおこらず暗黒のマリクパ(不明知)に、落ちてゆく意識もある。よくよくの悪業をなしたる魂だらふ。


第2のバルドー・・・・・第1のステージで、解脱できなかった意識は、つぎなるバルドーへと、はいります。寂静尊と憤怒尊、ホトケや神々の織り成す原色の曼荼羅秘密会の世界であります。


 お后と和やかに和合してゐる寂静尊は、慈悲の御力で意識を解脱させやふとします。

を怒らせ、牙をむき、人を喰らふ憤怒尊は、怒りのちからで意識を解脱させやふとします。

このホトケとカミのマンダラは、5回くりかえされます。

そして、このマンダラは、實は、意識の見る夢なのです。

そうと悟れれば、いまだ解脱は可能です

大體(だひたひ)死後21日目のステージと死者の書には記述されています。


ところがところが、解脱の可能性は、これまでで、解脱できなかった意識は、いよいよ最後の転生のバルドーに入ってゆきます。

                            続く


OM AH HUM VAJRA PADMA SIDDHI HUM

チベット小呪

(オーン アー フーン ヴェンザ グル ペマ シッデイ フーン)

                   第10日目おはり


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