米国株安と円安一服で日本株は反落

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -61.85 @21,467.14, NASDAQ -50.98 @6,188.03)。ドル円為替レートは111円台半ばの前日比やや円高方向での動きだった。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が589に対して、下落銘柄数は1,330となった。騰落レシオは106.72%。東証1部の売買代金は2兆2639億円。

TOPIX -6 @1,612
日経平均 -92円 @20,139円

TOPIXも日経平均も小幅反落した。米国株が反落し、円相場が円安一服したことで、輸出関連銘柄に売りが出た。しかし、国内企業の業績拡大期待も根強く、下値では買いも入った。日経平均は午後に、一時112円安まで下げ幅を広げる場面があった。

米長期金利(10年物国債利回り)は足元で2.1%台で推移している。過去に米長期金利が同様の水準だった4月半ばや昨年11月上旬の円相場は110円を上回る円高水準にあった。それなのに、現在、円相場は111円台を維持している。その理由として挙げられるのが、米国の実質金利である。市場のインフレ期待を示すブレーク・イーブン・インフレ率は4月半ば以降に低下した。インフレ率が低下すれば、名目の金利は相対的に高くなるので、日米の実質金利差は大きいことになる。この日米の実質金利差がドルの押し上げ要因(円安要因)になっていると解釈できる。

33業種中下落率トップ5は、証券(1位)、鉱業(2位)、非鉄金属(3位)、海運(4位)、石油・石炭(5位)となった。



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