昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +144.71 @21,528.99, NASDAQ +87.25 @6,239.01)。 ドル円為替レートは111円台後半の前日比やや円安方向での動きだった。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,532に対して、下落銘柄数は389となった。騰落レシオは107.10%。東証1部の売買代金は2兆5192億円。
TOPIX +11 @1,617
日経平均 +163円 @20,230円
米国株の大幅高と円安を好感して、TOPIXも日経平均も大幅上昇した。日経平均株価は半月ぶりに年初来高値をつけ、2015年8月18日以来、1年10カ月ぶりの高値水準になった。今日の相場をけん引したのはハイテク株やゴム製品、非鉄金属といった先週まで出遅れていた分野だった。ただ、日経平均の日足ローソク足は上ひげを引いた短陰線となり、上値の重さが出ている。
円売り・ドル買いのきっかけとなったのは、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が米景気の拡大局面が続くとの見方を示し、6月19日に米長期金利の低下が一服したことだった。米長期金利の指標となる米10年債利回りは6月14日に一時2.09%台まで低下していたが、6月19日には2.19%台まで上昇した。日米金利差の拡大を受けて、為替市場では円売り・ドル買いが再燃した。東京株式市場でも利ざや拡大への期待が高まった保険や銀行など金融株の多くは買われた。
日経平均はこの3日間で398円高となり、次の節目は2万0868円(15年6月24日終値)である。もし、この水準をも超えれば1996年6月につけた2万2666円以来の水準となり、21年ぶりとなる高値も見えてくる。しかし、米国の景気動向が懸念事項として意識される。トランプ米大統領の掲げる大規模減税、インフラ投資のような景気刺激策は実現性に不透明感が強まっている。さらに、新車販売台数は5月まで5カ月連続で前年割れとなっている。
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、ゴム製品(1位)、非鉄金属(2位)、化学(3位)、ガラス・土石(4位)、機械(5位)となった。
TOPIX +11 @1,617
日経平均 +163円 @20,230円
米国株の大幅高と円安を好感して、TOPIXも日経平均も大幅上昇した。日経平均株価は半月ぶりに年初来高値をつけ、2015年8月18日以来、1年10カ月ぶりの高値水準になった。今日の相場をけん引したのはハイテク株やゴム製品、非鉄金属といった先週まで出遅れていた分野だった。ただ、日経平均の日足ローソク足は上ひげを引いた短陰線となり、上値の重さが出ている。
円売り・ドル買いのきっかけとなったのは、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が米景気の拡大局面が続くとの見方を示し、6月19日に米長期金利の低下が一服したことだった。米長期金利の指標となる米10年債利回りは6月14日に一時2.09%台まで低下していたが、6月19日には2.19%台まで上昇した。日米金利差の拡大を受けて、為替市場では円売り・ドル買いが再燃した。東京株式市場でも利ざや拡大への期待が高まった保険や銀行など金融株の多くは買われた。
日経平均はこの3日間で398円高となり、次の節目は2万0868円(15年6月24日終値)である。もし、この水準をも超えれば1996年6月につけた2万2666円以来の水準となり、21年ぶりとなる高値も見えてくる。しかし、米国の景気動向が懸念事項として意識される。トランプ米大統領の掲げる大規模減税、インフラ投資のような景気刺激策は実現性に不透明感が強まっている。さらに、新車販売台数は5月まで5カ月連続で前年割れとなっている。
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、ゴム製品(1位)、非鉄金属(2位)、化学(3位)、ガラス・土石(4位)、機械(5位)となった。