28日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら3営業日ぶりに反発した。大引けは前日比15円29銭(0.12%)高の1万2768円25銭だった。27日の米国株式相場の上昇が支援材料となり値がさ株の一角が買われ、日経平均を下支えした。もっとも、国内外景気の鈍化懸念が根強く、全般に積極的な買いが控えられた。東証1部の売買代金は6営業日ぶりに前日から増加したが、11営業日連続で「売買低調」とされる2兆円割れとなり様子見ムードは続いた。東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら3日続落だった。
東証1部の売買代金は概算1兆4577億円だった。売買高は同13億8795万株。米住宅金融公社2銘柄の大幅上昇を受けた27日の米株高を受け、朝方は全般に買いが先行した。ただ、買い一巡後は戻りの鈍さを嫌気した売りが徐々に優勢になった。


