窓を完全に埋めに行くか?

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅反発した(DJIA -37.46 @21,173.69, NASDAQ -22.32 @6,297.38)。ドル円為替レートは109円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が698に対して、下落銘柄数は1,198となった。騰落レシオは109.87%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆5299億円。

TOPIX -7 @1,590
日経平均 -75円 @19,909円

TOPIXも日経平均も反落した。6月2日に開けた窓を昨日のザラ場に続き再び埋めに行く動きだ。3 日連続でザラ場で2万円を付けながらも終値ではね返される展開が続いている。朝方発表の名目GDPの下方修正が嫌気された。内閣府が6月8日発表した2017年1~3月期のGDP改定値は、物価変動の影響を除いた実質の前期比成長率が下方修正となった。実質成長率は0.3%増(年率1.0%増)と速報値の0.5%増(同2.2%増)から下方修正となった。民間在庫の減少が、下方修正につながった。名目GDPも下方修正となり、前期比の年率は1.2%減とマイナス幅が大きくなった。 

英総選挙など6月8日の重要イベントを前に手仕舞い売りも出て、日経平均は取引時間中では1日以来1週間ぶりに1万9900円を割り込む場面があった。また、加計学園問題を巡る政治の混迷で経済政策がおざなりになることへの懸念も買いを手控える一因となった。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は不動産(1位)、電気・ガス(2位)、陸運(3位)、輸送用機器(4位)、鉱業(5位)となった。


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