27日の米国株式相場で、ダウ工業株30種平均は続伸。前日比89ドル64セント高の1万1502ドル51セントで終えた。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、終値は20.49ポイント高の2382.46。7月の米耐久財受注額の増加が好感された。住宅公社の株価が大幅に続伸し、金融株が幅広く買われたことも相場を押し上げた。
7月の耐久財受注額は前月比1.3%増と予想を上回り、米製造業の底堅さが意識された。米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)や米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)について、公的資金の注入による救済を議論するのは時期尚早とするアナリストの見方が伝わった。公的資金注入で既存の株主価値が失われる懸念から前週に急落していた両公社株は、この日も堅調に推移。ダウ平均は約140ドル高まであった。


