昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +70.53 @21,082.95, NASDAQ +42.23 @6,205.26)。ドル円為替レートは111円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げた。上昇銘柄数が379に対して、下落銘柄数は1,538となった。騰落レシオは142.14%へ低下したが、まだ高い。東証1部の売買代金は2兆1551億円。
TOPIX -9 @1,569
日経平均 -126円 @19,687円
TOPIXも日経平均も反落した。昨日回復したばかりの10日移動平均線を再び割り込み、時の利はまた売りとなった。米株式相場は続伸したが、OPEC総会で減産延長を合意したが、週末を前に利益確定売りが優勢となった。
東証1部に上場する銘柄のPERは15倍台で、米国株の18倍台と比べて割安に見える。しかし、為替相場に企業業績が左右されやすい日本株よりも、欧米株の方が安心感があるかもしれない。JPモルガン・アセット・マネジメントによると、アナリストが業績予想を上方修正した比率から下方修正した比率を引いた指数「リビジョン・インデックス」は、欧州がプラス15%、米国がプラス10%なのに対し、日本はプラス5%にとどまり、日本株の魅力は相対的に欧州株に劣る。海外投資家の動向を映すとされる裁定取引に伴う現物株の買い残高に目を向けると、前週末段階の12億株超から25日には1億株程度減少した。
33業種中その他製品を除く32業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、パルプ・紙(2位)、水産・農林(3位)、機械(4位)、電気・ガス(5位)となった。