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フィリップ・フィッシャー―ハイテク株を超長期投資

「マネーマスターズ列伝―大投資家たちはこうして生まれた」を読んで気になった箇所の抜粋。

1.たくさんの銘柄で当てるのではなく、ほんのいくつかの銘柄で大当たりをとれば十分

2.広告や宣伝で揺れ動く消費者大衆の嗜好を頼りに成り立っている会社には投資しない

3.優れた投資家の見解が多数派の見解と相容れないのは当然。大衆と同じことをしていては駄目だ

4.詳しい分野(フィッシャーの場合、たとえば製造業)以外に分散投資すべきではない

5.大きく設ける秘訣
・並外れて優秀な企業を選んで株を買い
・その企業が成長し内容が充実していく間は何年間でもずっと持ち続ける
=企業の実態価値が増加すれば、株価もそれに応じて上がっていく
→実態価値の成長に目を凝らすことが大切

6.基本は売らずに持ち続ける、例外(売り)は、
・事前に行った企業評価が、後で誤りだと気づいたとき
・事前の評価に値しなくなったとき

7.理論上は売りだが、実際難しい・・・非常に有望そうな新しい銘柄を発見したときの、他銘柄の利益確定
なぜなら
・知識量がまだ少ないはず。
・蓄積した知識を捨ててしまう

8.つぎの理由で売ってはいけない
・株価が不当に高くなりすぎたから
・相場全体が崩れそうだから
 (ほんとうにその後、値下がりし買い戻せるか?)

9.誤った慎重さ
規模が大きく、有名な会社・歴史ある有名企業でも、全盛期を過ぎ国際競争力が弱まっているような会社に投資することは真の意味の慎重さではない。
たえず反映し、成長し、年々実態価値が増えていく会社に投資すべし

10.企業の背景調査=うわさ話・世評を集めろ
経営者の信頼性・長期計画・コスト管理・研究開発の効果は、公表資料から読み取りにくい。
世評以外のどんな情報源からも信用してはいけない。
業界で聞ける評判(匿名で自社・他社の状況を聞く)の効果は絶大
<情報源>
・ビジネスショーでセールスマンから(ノンアポでOK、一斉に複数企業の情報が入る)
・工業会の役職員、新聞記者や元従業員(他言しないと約束したうえで、ランチなどさそう)


11.優れた企業の特徴
・製品から企業の成長性
・売上高利益率と資本利益率
・効果的な研究開発
・強力な販売組織
・業界のリーダーであり、規模の利益を享受できる
・独特な製品やサービス

12.望ましい経営者の資質
・堅実な会計手法
・社外からの接触を積極的に受け入れる
・長期視点で業績向上
・変化に対する即応力

13.フィッシャーテクニック:企業分析の3ステップ
・公開資料から会計方法の特徴・研究開発費の内容と額・用語の定義・経営者の履歴と報酬・利益率推移をえる
・業界からの追加情報(うわさ・世評)
・会社訪問で経営方針と短期的目標とのバランス・販売力強化計画・開発方針・従業員の忠誠を確保するための手法・長期コスト削減法を聞く

14.買いのタイミング
2件のコメントがあります
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    みやまな鉄砲長さん
    2008/8/31 22:21
    こんばんはー$!WaTaNaBe!$さん

    このシリーズ久しぶりですね!

    >1.たくさんの銘柄で当てるのではなく、ほんのいくつかの銘柄で大当たりをとれば十分

    (◎_◎;) ドキッ!!(笑)

    >3.優れた投資家の見解が多数派の見解と相容れないのは当然。大衆と同じことをしていては駄目だ

    これはなんとなくそう思うんですよね(^^ゞ
    読んでいるうちに自分とは違う発想だから
    ちょっと新鮮な感じに思えましたよ!(^^♪
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    $!WaTaNaBe!$さん
    2008/9/1 10:14
    すいません。久々の更新で。
    この本、読破して気になる箇所に付箋貼って、しばし放置していました。付箋箇所を抽出してTEXTに起こすだけで日が暮れます。

    あと、まだ12人分あるんですよね・・・。
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