平成相場三昧伝 為替武士道(魔のカタナの巻)

為替武士道(逸見十郎太の胴太貫の巻)

 鹿児島市内の漬物屋の息子どんは、家業そっちのけで、剣術に夢中。いまだ、かごっまには、さふいふタイプが、をるのですよ。


 ある日、市内の古道具屋の隅で、ある古刀に巡りあふた。

こ、これぞ間違いひもなし!逸見十郎太の愛刀。

しかも、店主は知らぬ様子。安値で買い受けると、

こんどは、それに200万円の値を附けて、他の古物商や剣術仲間に見せびらかして回った。


その剣術仲間の不動産屋さんが言ふには、その刀は、*胴太貫で、刃こぼれがが甚だしく、しかも未だ血糊が附いていたやふに見ゑたらしひ。

(*胴太貫とは?御存じ、「子連れ狼」拝一刀の使う刀。二つの刃をひとつに鍛えたもの。相手の刀の刃ごと、鎧・帷子ごと、たたっきる。)

さらに、斬ったり、叩いたりで、刃が曲がってゐる。それに、なんといっても、逸見十郎太は、城山の合戦で、砲弾が頭に当たり、夏のスイカのごとく討死した男。


 不吉を感ぢた不動産屋さんは、手放すことをすすめた。

ところが、その息子どんは、すっかり、その刀に憑りつかれてゐる。

 それから、その家は、不運つづき、家業は傾くは、オヤジさんは、急死するは、・・・・・・最後には、たふたふ息子どんの片目も潰れた。

・・・・・けっきょく、その刀は、城山の南洲神社に奉納されて、記念館に展示されてをります。    了


◎$ドル円・・・・さくばん、深夜2時のフィラデルフィァ連銀製造業指数(通称・フィリー)が、非常に良好だったので(予想18・5→結果38.8)、

その時の、上髭にストップが当たり、ドル円ポジションは、全滅。

1万程度の含み益があったのになぁ。ここは、まだ諦めないで、

すこし様子見して、再度売ってみやふ。

75日線上112.50円にストップを置いて、IFD1000ドルを、5ポジションぐらひ並べて置かふ。


◎オセアニア(AUD$・NZ$)・・・・本日、超薄利撤退(儲け2000円程度)。通算すれば、1万円以上は負けた。

          ほんまそうかい(両替商ゐ)記


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