日経平均の2万円台回復は射程距離

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +5.34 @21,012.28, NASDAQ +1.90 @6,102.66)。ドル円為替レートは113円台前半の円高方向での推移となった。しかし、本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が918に対して、下落銘柄数は950となった。騰落レシオは118.65%へ上昇した。東証1部の売買代金は2兆6103億円。

TOPIX -4 @1,582
日経平均 -53円 @19,843円

TOPIXも日経平均も小幅反落した。海外の政治リスクが払拭されて前日まで急ピッチで上げ、日経平均が前日までの3営業日で700円近く上昇しただけに、今日のところは利益確定売りに押された。売り方の買い戻しに加え、年金など長期の機関投資家の買いも入っているはずだ。 

朝鮮半島情勢やフランス大統領選を巡る不安心理が後退し、改めて業績改善に注目が集まった。日本株の組み入れ比率を落としていた海外投資家が日本を代表する銘柄に見直し買いを入れている。今日は小幅反落したが、円相場も円安傾向にあり、日経平均の2万円台回復は射程距離にある。

東証1部上場銘柄の時価総額は5月8日時点で584兆円となった。直近安値を付けた4月14日に比べ約3週間で45兆円増え、名目GDPを8%上回った。株式の時価総額<GDPという「バフェットの法則」を超えてきた。後どれだけ上値余地が残っているか?

33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、輸送用機器(1位: 円安進行なのに)、鉄鋼(2位)、非鉄金属(3位)、水産・農林(4位)、海運(5位)となった。


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