はるるっぴさんのブログ
ドルインデックスを定期的にチェックする
頭の中を整理して日記を書く時間がないので、
今回も思いつくままに書いてみます。
ドルインデックスを定期的にチェックする
(素人のひとりごと日記です。)
〇北朝鮮問題
この問題については、早くから ユーラシア・グループ
「2017世界10大リスク」の中で取り上げられていました。
何か事件が表面化してから書かれているものではなく、前もって予測していたことが当たっている情報を参考にした方がよいと思います。
2011年3月に発生した東日本大震災の原発事故は、前もって予測して書かれている本がありました。その本には、そうなった場合、その後に起きることについても詳しく書かれていたので参考になりました。
ユーラシア・グループ 「2017世界10大リスク」は、北朝鮮問題を警鐘していました。
ネットで検索すればすぐ読めますが、一部引用します。
2017年は、北朝鮮にとって大きな年になるだろうが、それは、良い印とは言えない。
北朝鮮は、その核兵器及びミサイルの開発計画を大きく前進させており、それらをさらに拡大しようとしている。「隠者王国」は、約20基の核兵器を作るに十分な核分裂物質を持っているかもしれない。
核弾頭の小型化技術を獲得するのに近いところまでこぎつけているが、それが実現すれば米国の西海岸を核兵器で攻撃できるICBMを取得することになる。そして米国の政策決定者たちは、それを越えさせてはならない一線と考えている。
(どうやら北朝鮮がアラスカ州を攻撃することは取り立てて心配ではないらしい。)
(中略)
ここ10年の北朝鮮は、問題ではあったが、大きなリスクではなかった。
それが2017年は変わる。
(ユーラシア・グループ 「2017世界10大リスク」より)
日本の国会は北朝鮮問題も含め重要課題が山積しています。
北朝鮮の問題だけとっても、将来、もしもアメリカが北朝鮮を攻撃するようなことになれば、北朝鮮からたくさんの難民が船に乗って日本海沿岸に押し寄せてくる可能性もあります。
マスコミではあまり報道されませんが、前回日記で書いた森友問題や大臣の失言などで時間と税金を使っている場合ではないといった声をよく聞きます。
〇先行指標
世界のマーケットの中心がアメリカで、その中でもNYダウ、S&Pなどは堅調な動きをしています。NYダウは、2017年3月1日につけた終値ベースの史上最高値ーUS$21,115.55に足元もう少しで届く位置にあります。(現在US$21,006.94)
ある中立の立場で人気のある専門家の話によると、NYダウは長期的には60,000ドルに向けて上昇すると言っていました。(本当かな~?)
アメリカ株に対して、そのような強気の見方をされる専門家もいますが、
どうなるでしょうか?
わたしは、専門家と違うので、慎重に考えたいと思います。
足元のアメリカ株について、アメリカ株の先行指標になる
金融株(ここではJPモルガンチェース株)
米国REIT
米国事業債
それぞれのチャートを見ると、
いずれもチャートの形が悪くなっています。
先行き警戒してもよいかもしれません。
事業債:CORP(corporate bond)について
借金を嫌う日本の企業では少ないので、日本ではあまり馴染みがありません。しかし、アメリカは日本と違い、会社を大きくするとき事業債を発行することが多く、事業債を購入している金融機関は6ヶ月高値を更新しないとしびれをきらして売ってくる恐れがあります。
〇上海銀行間取引金利
5月6日の日経新聞に中国不動産バブルについての記事が記載されていました。
「通貨・人民元の急落を防ぐために海外送金などの規制を強めた中国で、国内にあふれたマネーが不動産市場やインターネット金融などに集中し、バブル懸念が再び強まっている。」
(以下略 日経新聞より引用)
「バブルはいつか崩壊する。しかし、いつ崩壊するかわからない。」
足元、上海銀行間取引金利が上昇しています。まだ大丈夫と言われていますが、中国の金融不安はいつ表面化してもおかしくないので、引き続き注意したいと思います。
〇E-MINI S&P
アメリカ株に対して機関投資家が強気か弱気かを判断するために
ポジションをチェックしてみます。
買い比率
2017年5月02日 67.4 %
2017年4月25日 67.2%
2017年4月18日 64.8%
2017年4月11日 64.7%
~
2017年1月17日 61.3%
2017年1月10日 60.0%
2017年1月03日 58.7%
買い比率が1 月はじめに比べ10%近く上昇しました。
まだ、70%には届いていませんが、少し強気になってきました。
(ただし、まだ最後の買い手が出てきたとは言えません。)
機関投資家が強気になってくると、そろそろ注意が必要です。
〇空売り比率
空売り比率とは
株式の信用取引において、空売り(信用売り)されたまま、買い戻されていない株数の比率のことをいいます。また、空売りとは、相場(株価)の下落を収益機会として、自分が持っていない株を他から借り入れて売ることをいいます。
(略)本比率が上昇すると、ショートカバー(空売りの買い戻し)の期待が高まることから、株価上昇のきっかけとなることがあります。
(金融経済用語集より)
30営業日の空売り比率をチェックすると
日経平均株価が反転上昇した4月17日の比率が41.5%
直近5月2日の比率が36.7%になっています。
ここからも一定のショートカバーが入っていることが推測できます。
〇為替
4月中旬にトランプ米大統領が経済誌のインタビューで
「(ドルは)強くなりすぎている」と発言しています。
そして先日、米商務省は
「米国はこの膨張した貿易赤字にもはやたえられない」
「耐えがたき水準に達したメキシコや日本との貿易赤字」
と声明で発表しています。
このことからトランプ政権はドル高を望んでいないことがわかります。これがひとつの重要なポイントになると思います。
簡単にチャートを見てみたいと思います。
ドル円
ドル円は比較的強い動きをしていると思います。
ただ、シカゴ先物市場の円建玉の推移をチェックすると
4月11日 34,764ショート
4月18日 30,463ショート
4月25日 26,869ショート
投機筋の円ショートの巻き戻しが進んでいるようです。
ヘッジファンドがドル安を警戒してポジションを縮小している
可能性があります。
ユーロ円
チャートを見ると、ユーロの売り方が、踏み上げられてチャート上の抵抗線まで達しているように見えます。
(正しくはチャートの専門家へ)
ドルユーロ
今年になってから、ドルはユーロに対して売られていることがわかります。
ドルインデックス
ニューヨーク商品取引所(NYBOT)が算出しているドルインデックスの6つの通貨とは
以下の構成になります。
ユーロ 57.6%
日本円 13.6%
英ポンド 11.9%
カナダドル 9.1%
スウェーデンクローネ 4.2%
スイスフラン 3.6%
ドルインデックスに占めるユーロの比重がもっとも大きく、
日本の通貨である円はその次です。ユーロの比重が高いのでユーロ円、ドルユーロもチェックもするとよいと思います。
日本の株式市場を実質支配している外国人は、このドルインデックスを見ています。
チャートを見ると、ドル円とは違いドルインデックスのチャートの形は悪くなっています。ドルインデックスが98ポイントを割ると短期下落トレンドに入るか、一挙に急落してから反転するパターンになる可能性があるので、注意してもよいでしょう。
引き続きドルインデックスを定期的にチェックしたいと思います。
為替については、FX取引をされている人は詳しいので、
正しい解説はそちらへ
わたしが比較的詳しいのは、金(ゴールド)です。
〇暗号通貨
マーケットとは関係ありませんが、
投資家に必要な知識なので少しだけ書きます。
わたしの知っている人で暗号通貨(ビットコイン)でしっかり儲けた人がいます。たくさん教えてもらいましたが、ここで書くと大変です。興味のある方は、MicrosoftやFidelity投信での勤務経験のある森大河氏のレクチャーをユーチューブなどで見ると基礎的なことがわかるかもしれません。(わかりやすいと思います。)
わたしの知っている人は、HYIP投資(ほとんどがあやしいので素人さんは要注意!)などでもしっかり儲けているようです。
(世の中簡単に儲かる話はないので、注意しましょう。)
暗号通貨については、実際に投資しなくても、知識として知っておくとよいと思います。
結論
北朝鮮問題やフランス大統領選挙などの地政学的リスクの表面化を期待して空売りをした人たちの踏み上げを徹底的にしていると思います。売り方の締め上げが完了してから、大物ヘッジファンドが売り方にまわって大儲けするのでしょう。
以下反省です。
過去のデータから見ても、北朝鮮問題、フランスの大統領選(1回目)後にショートカバーを中心に短期で株価は上昇する可能性があると思っていました。(短期で予想を変えるのは面倒なので予想はそのままにしていました。)
19,000円の上にあるロスカットを巻き込んだところ(19,300円くらい)まで株価の戻りはあってもおかしくないと考えていました。
しかし、この予想は外れました。
(現在 日経平均株価CME 19,720円)
株価を乱高下させるヘッジファンドの破壊力には、引き続き警戒したいと思います。
目先は、フランス大統領選挙の結果と、その後のフランス国民の反応でマーケットがどのように反応するか注目したいと思います。
みんかぶ予想は、弱気に変更なし。
現在の売り予想はこのままにします。