2017/05/03
本日は、憲法記念日。
憲法第9条「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求して、國権の発動たる戦争と、武力による威嚇(いかく)または、武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」第1項。
将に平和憲法。しかし、この憲法9条第1項には、お手本がある。
1928年「ケロッグ=ブリアン条約」またの名を不戦条約。
もとは、国際連盟で1924年に採択された「ジュネーブ議定書」。
しかしその後、アドルフ・ヒットラーの台頭で、結果、第二次世界大戦が起こり、ケロッグ=ブリアン条約は、役にはたたなかった。
はっきり言って、なーんでそんな役にも立たなかった、お手本を使って、立法者のGHQは、9条を草案したんだ。
そのこころは、「対米報復戦」の禁止。日本軍は、あまりにも強すぎたため。しかしながら、リターン・マッチは起きなかった。
その次、起こったのが米ソ冷戦。ここで、アメリカ側の吉田茂首相への要請で、できたのが、自衛隊。
おかしくなひかひ?憲法第9条第2項「陸海軍その他の戦力は、これを保持しない」。だふみても自衛隊は、軍隊だぞ。
さりながら、ぜ~んぜん、おかしくなひ。
米国でも、やっぱり、ケロッグ=ブリアン条約。
この不戦条約批准は、アメリカ上院議会で問題になった。
「はたして不戦条約は、自衛戦争までも禁じているのか」。
他国から、不法な戦争をしかけられても、それに反撃できず、「国際紛争解決の手段として永久に放棄」となれば、そりゃ困る。
そこで上院は、ケロッグ国務長官を証人として招き、その真意を質(ただ)したところ、「自衛戦争は。対象外です」ケロッグ国務長官答弁。
あたりまゑだ。国が、自らを守らなければ、もふ国ではなひよ。
第9条が放棄している戦争に、自衛戦争はふくまれなひ。
自衛隊のキミへ。ボクラのころは、反戦・サヨクがインテリで、朝日ジャーナルなんぞを小脇に抱えて歩いたものだ。
さらに自衛官を志す同級生を内心バカにしたこともある。
自分が、ほんとうにはずかしいよ。
いまこそ、危険で困難な任務につくキミを心底・尊敬するよ。
キミは、未曽有の国難に臨む新防人(さきもり)だ。
民主主義の新武士道を世界に、見せてやれ。
ほんまそうかい記