円安⇒今期業績の上振れ期待⇒株高

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -27.05 @20,913.46, NASDAQ +44.00 @6,091.60)。ドル円為替レートは112円/ドル台まで円安が進んだ。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,487に対して、下落銘柄数は436となった。騰落レシオは102.87%。東証1部の売買代金は2兆2656億円。

TOPIX +11 @1,550
日経平均 +135円 @19,446円

今期の企業業績予想の上方修正への期待から、TOPIXも日経平均も続伸した。高い期待の背景には、各社が公表する想定レートに比べ為替相場が円安に振れていることがある。今期の前提となる想定為替レートは日経QUICKニュースの集計では、4月28日までに開示した主な企業の平均が1ドル=105円70銭だった。足元の為替相場は1ドル=111~112円台にあり、業績上振れ期待につながっている。

日本が連休中に海外では重要なイベントが相次ぐ。FRBは5月3日にFOMCの結果を公表する。5月5日には4月の米雇用統計の発表があり、5月7日のフランス大統領選の決選投票も控える。5月1日発表の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は54.8と市場予想の56.5を下回った。同統計の雇用指数は52.0と前月58.9から大きく低下しており、5月5日発表の米雇用統計も悪化している可能性があるので、米国景気には要注意である。

33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、不動産(1位)、石油・石炭(2位)、証券(3位)、金属製品(4位)、精密機器(5位)となった。


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